洋食セーヌ軒 (光文社文庫) [Kindle]

  • 光文社 (2016年2月20日発売)
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  • 本 ・電子書籍 (198ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 【美味しい小説】
    一話読み切りの短編集でした。
    表題にもなった洋食セーヌ軒はカキフライの描写がたまらないです。自分の中にある、確固たるこの味!というこだわりが何から生まれたのか、結構思い出せないものってありますよね。
    馴染みのお店でいつも頼んでいたやつだったり、それこそ実家の味だったり。
    発刊されたのが1987年だそうなので、描写やニュアンスは昭和初期から高度成長期の感じですが、食べ物描写や味のイメージは今でも通ずる表現ですね。
    簡素なのり弁もカキフライもメゴチの天ぷらも、生牡蠣も全てが美味しそう!
    食べることが好き!という人に是非味わうように呼んでほしい小説です。

  • 文章が読みやすくも伝わりやすい深さ。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。小説家・放送作家・エッセイスト。NHKで放送台本を手がけた後、都会的なタッチの小説・エッセイを発表。1983年『私生活』で直木賞受賞。主な著書に『洋食セーヌ軒』(光文社文庫)、『私生活』(文春文庫)、『ブラックバス』(文春文庫)、『たたずまいの研究』(中公文庫)ほか多数。1994年死去。

「2016年 『神吉拓郎傑作選2 食と暮らし編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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