ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
4.22
  • (113)
  • (101)
  • (38)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 1352
感想 : 90
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (227ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『ブルーピリオド』1巻〜11巻

    ☆ブルーピリオド【意味】ピカソに由来する言葉。
    もともとはピカソが青春時代に描いた絵の画風をさし、それが転じて不安を抱える青春時代を表す言葉になる。

    高校2年生だった矢口八虎が絵を描く事の楽しさに
    目覚めてからのお話。

    1巻〜6巻までは
    八虎が美術部に入り、予備校に通い、実質倍率200倍の東京藝術大学に合格するまで。

    7巻〜11巻は
    東京藝術大学での、エベレスト級の不安と葛藤を抱えながらの学び成長していく姿が描かれている。

    高校2年生で絵と出会い
    美大を目指した八虎には、藝大の世界は右も左も上も下も、意味が分からない環境。
    その為、常に不安がつきまとう。

    絵の道を志した事が遅かった分不安やプレッシャーが大きい。
    なぜ自分はこの道を選んだのか、力不足の自分が藝大にいてもいいのかと、周りのレベルの高さが更に不安を加速させる。
    知識も技術も心も遠く及ばないと思い落ち込む自分との戦いが続く。

    八虎くんの一つ一つのステップが丁寧にかかれ、
    とってもリアルで心に響いてきて、
    あれ?なんで登場人物の心境も藝大に入るまで、入ってからの生活も、こんなにリアルなんだろう?と思ったら、作者も藝大出身とのこと。大いに納得。

    主人公も周りの登場人物も、もがき苦しみながらじっくりと成長していくので、ストーリーに派手さはないけれど、リアル感が伝わってくる。

    美術芸術が好きな人、目指している人にはもちろん、大好きな世界に飛び込んだは良いけれど、プレッシャーと戦っている人、周りとの実力の差を目の当たりにして落ち込んでいる人にぜひ読んで欲しいなぁ。

    ブルーピリオド、ブク友のおびのりさんに
    『松子さん、必ずはまります。』との予言を頂き(笑)、予言通りはまりました。(^^)
    そして、6月の原画展にも行く予定……。

    何がすごいって、おびの予言がすごいっ!
    おび、何で私がはまるってわかったのー?
    美術館巡り、趣味だって言ってなかったよね?

    • おびのりさん
      お疲れ様です。

      チケット予約しました♪
      昔みたいに、紙のチケットが欲しいです。
      お疲れ様です。

      チケット予約しました♪
      昔みたいに、紙のチケットが欲しいです。
      2022/05/27
    • 松子さん
      ん!発売開始!
      予約してくるー!
      ん!発売開始!
      予約してくるー!
      2022/05/27
    • 松子さん
      『アクセスが集中しております』だって
      やっぱり人気なんだね(゚o゚;;
      『アクセスが集中しております』だって
      やっぱり人気なんだね(゚o゚;;
      2022/05/27
  • オススメしてもらったマンガ本の1冊。
    最近は、マンガでいろんな世界を知ることができるのだな。・・・と言っている時点で、世代ギャップをあらわにしているようなものだが。もちろん、その世代ギャップを体感することを目的として読んでいるのも事実。

    今回は、美術の世界。
    どうしてこのタイトルなのか。

    「青の時代」は、Pablo Picassoの初期の作品の時代からタイトルしたと思われる。

    自分の生活の中に、美術もピカソも皆無であったことをいま自覚したが、たったこれだけの情報で俄然ピカソに興味がわいた。

    wikiを調べたい衝動にかられた。
    (以下「青の時代」の説明部引用)
    19歳のとき、親友のカサヘマスが自殺したことに大きなショックを受け、鬱屈した心象を、無機顔料のプロシア青を基調に使い、盲人、娼婦、乞食など社会の底辺に生きる人々を題材にした作品群を描いた。現在「青の時代」という言葉は、孤独で不安な青春時代を表す一般名詞のようになっている。

    ピカソという一人の画家についてだけでも非常に奥深さが果てしなさそうである。まして美術全般に関心をもつとなると相当広くて深い世界が想像できる。

    そういう世界に入り込んでいく一人の青年(高校生)が描かれている。一般大学を受験して事務職や技術職につく、一般的な人生路線ではなく、芸大に入ってそこから拓いていく人生とはどのようなものなのか?

    この第1巻では、主人公・矢口八虎が進路を藝大受験に急転し、美術部に入部して、顧問の先生や仲間の刺激を受けながら絵の世界に没入していくシーンが描かれている。

    本作に登場する人物たちのキャラクターも非常に濃厚である。知らない世界を知ることができる期待感満載の第一巻であった。

  • 主人公の男子高校生が藝大を目指すお話。
    青春といわれる時間を過ごしている高校生が主人公だからか、久しぶりに「やりたい!」っという意欲や衝動という気持ちを作品を通して味わった感じがしました。

    マンガだから仕方ないのかもしれないけれど、できればカラーで見て読んで楽しみたい作品です。

    また、八虎との会話の中での美術部の先輩の一言、美術の先生の言葉は胸に刺さります。特に美術の先生が八虎に話すことは分かるようで難しいと思いました。

  • 芸大を受験するというテーマでここまで熱い話を作れるというのが素晴らしい。

    自らの受験体験があるからこそ、絵を描くという事の本質に迫っている。

  • 自分の好きな青春モノ。
    藝大受験が題材ということで、
    その道に進んだ人しか分からない辛さがあることを知れて良かった。
    結構セリフに棘がある場面があり、グサーって刺さった部分も。悪ぶっているけど真面目な主人公が
    絵を描くこと、周りの個性的な面々との出会いで、どう殻を破っていくか楽しみ。

  • いい意味でやばい漫画に久々に出会った。
    心がえぐられる。
    好きなこと努力をしたか?ただたその一点の究極を問われるづける作品になると想像できる一巻。
    心がしんどいときには読めない。
    作品の生さがすばらしい。

  • 金髪DQNだけど成績優秀な主人公・八虎がある一枚の油絵をきっかけに興味を持ったのは・・・美術。
    美術の時間に好きだと思っていた渋谷の総長の風景をブルーを基調の水彩画にしてみたところ、言語じゃない思いを分かってくれた人がいた!そこにおもしろさを見出し、美術部に入部、唯一の国立の芸術大学・東京藝大を目指すことに。

    1巻は八虎が入部~美術部の面々との日々&デッサンをはじめ作品を描いて描いて描きまくる日々~芸術系予備校に行ってみるところまでの話。

    私自身も高校の時、1年だけ美術部に在籍していましたが、こんな顧問の先生だったらよかったなぁ~いや、当時だったら厳しすぎて挫折していたかも?でもやっぱり美術のおもしろさを一番伝えてくれているのはこの先生だと思う。

    作中にもデッサンの基礎やコツがたくさん紹介され、そういえばそう習ったなぁ・・なことがいっぱいでちょっと懐かしさも感じつつ、もう一度お絵かき、やってみたくなりそうでした。

  • かなり面白かった。絵画で芸大を目指す、高校生の話。たまたまみた油絵に魅了されて、レールに乗った進路を捨てて、芸大を目指す。

    東大受験のドラゴン桜のような趣きはあるが、絵の描き方や、さらには芸大の受験に必要なテクニックなど、わたしには縁もゆかりもなかった話が詰め込まれていたのが、興味深かった。

    何より、マンガの中で描かれる芸術作品のインパクトがすごい。なかなか、文字表現が中心の本では出せない魅力を備えた素晴らしい作品だ。

    芸大という進路に、知らず知らずのうちに偏見を持っていたが、本人がやりたいことをやるのが一番だと、改めて思った。もし、自分の思わぬ進路を子供が選ぼうとしたら、まずはそのことをよく知って、自分の偏見だけで判断しないようにしようと思った。

  • まず1冊目を読んでみた。
    相手に合わせてそつなくこなし生きてきた主人公が、ふと見た油絵と美術の先生に言われた一言が頭から離れず、美術の魅力にはまり極めていく話

    美術の話、今回で言うと絵とデッサンについて、美大を目指すことになった高校生のストーリーで漫画化するとは発想が面白い。

    美術を学ぶという着眼点が新しく、今まで触れたことのない分野なので書いてある内容は斬新だった。画ひとつでもかなりいろいろ考えられて描かれているのだなと感じた。

    カラーで見たいなと思ったコマが所々あったので、どんな感じかは気になった。モノクロでも構図の良さが光ってて見どころは多い。

    この漫画はかなり面白い。あまり知らなかった分野、特に技術や技能に関することを知れるし、漫画自体の構図の良さもカッコよく、なにより描いてみたいなと思わせるこの訴求力がすごい。これは読み進めてみようと思う。

    新海誠監督の作品『彼女と彼女の猫』の作画を担当した作者。

    タイトルについては、ブルーは主人公八虎が1番感動したとされる早朝の渋谷の色。ピリオドは周期や終止符という意味があるものの、おそらく時代。なので推測的には"青の時代"という意味。これはおそらく、ピカソの青の時代のことで、孤独で不安な青春時代を表しているのだろう。

    スペシャルサンクスに沢山の名前が登場しているが、作中で登場する絵を描いてる方々が多い。そして、その方たちは漫画家である模様。

  • カラーで読めたらもっと面白いだろうな

全90件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東京都出身。東京藝術大学卒業後、2014年に月刊アフタヌーンの新人賞「四季賞」で受賞を果たし、増刊good!アフタヌーン2015年5号にて読み切り『ヌードモデル』でデビュー。2016年にアニメーション監督・新海誠氏の作品『彼女と彼女の猫』のコミカライズで初連載。『ブルーピリオド』は月刊アフタヌーン2017年8月号から連載開始。第1巻発売から注目を集め、 「マンガ大賞2019」第3位、「このマンガがすごい! 2019」(宝島社)オトコ編第4位、「みんなが喜ぶTSUTAYAコミック大賞2018ネクストブレイク部門」大賞、第2回「マンガ新聞大賞」第3位、「マンガ大賞2020」第1位、講談社漫画賞総合部門を受賞。電球が大好きでアクセサリーなど種々収集中。


「2022年 『ブルーピリオド(13)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口つばさの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×