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Amazon.co.jp ・電子書籍 (322ページ)
感想・レビュー・書評
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日経新聞夕刊の一面で紹介されていたので、読んでみた。面白かったけど、絶賛するほどかな?藤沢周平みたいだけど、藤沢周平の方が文章がきれいだと思う。
p60
ひとは皆、弱い者だ、だからこそ、力を尽くし、件名に行きて行くのだ、と胸中でつぶやいていた。
p77
「さよう、世間は鸚鵡の集まりでござる。声の大なる者が言っことをおのれもくり返して唱えれば、いっぱしの見識があるようにひとが見てくれると思い、そのような自分に酔うのでござる」
p96
「いかなる苦労があろうとも、いつか頭の上には青い空が広がります。そのことを忘れるなという教えです。蒼天を見よ、と父上は仰せになりました」
p115
「母もそう思いますが、おそらく、自ら何事かをなすよりも、ひとを妬み、憎むことのほうが楽なのではないでしょうか」
p98
「ひとは皆、まずは自分で考えて動きたいものだ。その前にどうせよと言われれば、指図をされているように思ってしまうではないか」
p173
ひとの生涯はただ一瞬の光を発するためにあるのだ、とすれば、自分にとっては父の敵である一瀬直久を討つときがその一瞬になるだろう。
p369
「〜あっしは、家族のところに生きて帰る奴が一番偉いと思いますよ。家族を泣きの涙で暮らさせちゃあ男じゃありませんよ。あんな子供たちを見るたんびに、あっしは皆、どんなに卑怯な真似してもいいから生きて帰ってこいって胸の中で言ってますよ」
「生きて戻る者が一番偉いか」
「ええ、そうです。どんなにお手柄だって言ってもひとを殺すのは鬼のすることだ。鬼のまま死ぬより、せめてひとで戻ってきたほうがいいじゃありませんか」詳細をみるコメント0件をすべて表示
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