大日本史 (文春新書) [Kindle]

  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • マキャヴェリ
    世の識者は、将来の出来事をあらかじめ知ろうと思えば、過去に目を向けよ、と言っている。この発言は道理にかなったものだ。なぜかといえばいつの時代をとわず、この世の中のすべての出来事は、過去にきわめてよく似た先例をもっているからである。

  • P.2018/4/30

  • 2019/7/19 Amazonよりkindle日替わりセールにて299円でDL購入。
    2022/2/25〜2/28

    佐藤優氏の歴史の専門家山内昌之氏との対談本。新しい歴史総合を意識した世界史との関連で近代日本史を斬る。佐藤さんは対談本も多いが、宮家邦彦氏との対談本に勝るとも当たらない好組み合わせ。近隣諸国に遠慮して昭和史を習わないことも多いが、世界の動きの中で日本がどう動いたか、をはっきり理解しておかないと、同じ過ちを繰り返してしまう。そういう意味でもこの二人の議論は大変参考になる。

  • 恥ずかしながら,「琉米修好条約」というものが存在している事を初めて知った。沖縄と本州の関係を考える上で参考になった。高校の新しい必修科目である「歴史総合」のあり方を考え,参考となるように書かれたとのことである。確かに世界史との関係で日本の歴史が語られている。しかし,近現代史を学ばせる上では経済面でのアプローチも重要であり,まず基礎的な経済理論を理解させなければならないところに難しさを感じている。

  • こちらは2018年最初に読みおえた本だ。

    歴史総合というものは知らなかったけど、学んでいきたい領域だと思う。本を読んでいて思うのは、歴史の話ではあるのだけど、読みながら自分の仕事にオーバラップしてくることが多くてね。そういう読み方になるということが、年をとったということなのかもしれない。

    佐藤優氏の本で、内田樹氏に対する批判を2回ほどみかけたことがある。陰謀論だ、と。批判以外ではベルグソンについて言及したとき、その解説でご飯を食べているのが内田樹さんだよね、ってあれは批判なのかどうかはわからない。ただ、話していることがときどきかぶる印象はあってさ。本書では柴五郎について。なんか読んだことのある話だな、と思ったら『日本の覚醒のために』に出てきたんじゃなかったっけ?

    前もわらしべ長者のたとえが、同時期に出たそれぞれの本で言及されていてびっくりしたことがある。二人が参照しているネタ本でもあるのかしらん、なんて考えるのも楽しいけどね。

  • 【黄金タッグが日本史と世界史を縦横無尽に語る】博学無双の二人が、幕末から太平洋戦争までの「日本の最も熱い時代」を徹底討論。「日本とは何か」「日本人とは何か」が見える!

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著者プロフィール

一九四七(昭和二二)年札幌に生まれる。
現在、東京大学大学院総合文化研究科教授、学術博士。中東調査会理事。
最新著書として、『岩波イスラーム辞典』(共編著、岩波書店)、『歴史の作法』(文春新書)、『帝国と国民』(岩波書店)、『歴史のなかのイラク戦争』(NTT出版)など。

「2004年 『イラク戦争データブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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