本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・電子書籍 (323ページ)
みんなの感想まとめ
重くて暗いテーマを持ちながらも、主人公の青年は一喜一憂しながら生きる姿が描かれています。彼の純真さが、周囲の人々に影響を与え、彼との出会いを通じて自分を見つめ直す女性や、唯一無二の友人になる男性との関...
感想・レビュー・書評
-
なんて悲しい人だろうと嘆いたなければならない。イアンが純真すぎるゆえに、あの人生はさらに悲しく見えてくる。ジムは最後にイアンの帽子を手にとって、旅出たらしい。この物語には、あのバカ親父だけ幸せになるだろう。ムカつく。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とある青年のヘヴィーな人生が、終わるところから話は始まり、巻き戻って遡って因縁が明らかになる。それはわりと救いようのない、重(おも)・暗(くら)な内容だが、本人は、やさぐれるでもなく、かといってものすごく達観しているわけでもなく、彼なりに一喜一憂しながら生きている(いた)。
そんな彼に出会って、自分は実は恵まれていて、ただわがままを言ってただけなんだと気づく女性がいたり、お前ってすごいよ、小説のネタになる、と言って近づいて唯一無二の友人になる男性がいたり、するわけだが、こうやってまとめようとすればするほど、いやいやそんな単純じゃないんだ、【not simple】、そう、良いタイトルだね、という気持ちになる。
絵は「オノナツメ-小さい人バージョン-」なので、四頭身くらいの、ギョロ目の、かわいいような、宇宙人的なような。リアリティが薄まって、そこがいいのかな。
実は初めに読んだときの感想は、ちょっと期待したのと違って「あんまり好きじゃない」だったのだが、(勝手に始めた)オノナツメ見直し月間を経て再読したら、「これはこれで良いじゃないか」になってきた。それに、これは他の本でもよくあることだが、感想を書く作業として色々考えをこねくりまわしているうちに、書き始める前より好きになっていたりする。言葉の力、ばかにならない。移ろう心、あてにならない。
著者プロフィール
オノ・ナツメの作品
本棚登録 :
感想 :
