塔と重力 [Kindle]

  • 新潮社 (2017年7月31日発売)
2.50
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 13
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・電子書籍 (164ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「塔と重力」は、紹介だけ見ると、阪神淡路大震災で亡くした彼女をいつまでも忘れられない話かと思いきや、どちらかといえば本人は忘れてたのに、友人の方が蒸し返してきて、「美希子アサイン」なるわかりづらい遊戯、を始めたりする。美希子を探してるんだ、と水上が誘って、次々と僕に紹介していく、という。そして、次々繰り出される、一見、奇想な水上の思索。世界の嘔吐を、世界の落涙を、我々が分担して分かち持っているのだという発想。「所詮は脳が見せる幻影だよ」「出たね、神ポジション」「可哀そうに、忘れられいないのね。」最後は、僕と葵の間に子供ができたことが告げられ、その名前を考えなければ、というところまで。/「重力のない世界」「双塔」は、のちに書かれる「キュー」のスケッチのように感じた。肉の海というイメージ、集合思念となった後の人類からはじき出されたrejected peopleのイメージ、大きな塔を立てた集合体同士の交わらなさなど。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

上田岳弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×