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Amazon.co.jp ・電子書籍 (1114ページ)
感想・レビュー・書評
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文学談議でドストエフスキーを取り上げるにあたって読んだ。「戦争と平和」に次いで電子書籍版で読んでみた。2ヶ月近くかかっただろうか。途中何度も挫折しそうになったが、なんとか思いとどまって最後まで読んでみた。ニコライとピョートルが出てきたあたりからは少しずつおもしろくなった。夜の会合の場面など、なかなか笑えるところもあった。ステパン(ピョートルの父)のなんかもうぐずぐずした性格。最後の最後までそれが続く。でも、最期の日にワルワーラに30年来の思いを告白できたのは良かったとしよう。リーザとニコライが過ごした一夜にいったい何があったのか。それはもう想像するよりない。しかしどうしてリーザは死ななければならなかったのか。そして、何よりも印象的な場面は、ニコライがチホン僧正の前で告白するシーン。自分の持ち物であるナイフが無くなった。それが12歳の少女の仕業であるとして母からのせっかんを受けている。しかし、ナイフは横に落ちている。自分の勘違いだ。なぜそれをすぐに伝えないのか。伝えないまま、少女を悪者にしたままで、どんな思いだったのだろう。そして、その少女と2人きりの場面。2人の間にいったい何があったのか。これも想像するよりない。そして少女の死。この1章はもともと削除されていたらしい。当時、これは刊行できないと思われたからだろう。それをあえて書こうとした著者の思いは何だったのか。ピョートルと5人組による事件は、実際にあった話をもとに書かれているようだ。日本で言うと江戸時代末期か。時代が大きく変わろうとしていたのだろう。神を信じないとしたときに、一体何をよりどころにして生きて行けばよいのか、そんなことをいろいろと考えていたのだろうか。フランス語が会話の中にたくさん出て来る。これは、周りにちょっと伏せておきたい内容ということなのだろうか。フランスへのあこがれはいかようなものだったのだろうか。
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