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みんなの感想まとめ
青春と夢の交錯を描いた物語は、文武両道の県立高校野球部が甲子園出場を目指す姿を通じて、代々受け継がれる情熱と想いを鮮やかに切り取ります。各時代のキャプテンや選手たちの奮闘が、過去の先輩たちの夢と繋がり...
感想・レビュー・書評
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映画「君の名は。」
ラストシーンで何より心打たれたのは、
二人がハッピーエンドを迎えたことと同時に、
これまでの新海誠作品の多くの悲恋が、
その刹那に成就したように感じられたことだ。
結ばれたくても実ることのなかった幾つもの想いに、
やっとだよ、遂に叶ったねと涙が出た。
この物語が悲願とするのは甲子園出場だ。
舞台は文武両道の県立高校野球部。
チームの過去最高成績は60年前の県大会準優勝だ。
30年前のキャプテン、20年前のキャッチ―、
10年前のマネージャー、今年のキャプテンと語り手を変え、
クロニクルにその時々のチームが語られる。
約10年の周期でいいチームができ、
甲子園に肉薄するのだけれど届かないことが続く。
それぞれの年代でチームを構成するメンバーは
毎回変わるのだけど、積年の想いは受け継がれていく。
選手は個として戦いながら、背中にチームを感じている。
チームはチームとして戦う中で、
これまで関わってきたすべての人のものとなる。
大きな輪の中で個が躍動しチームが前進する。
そうした組織は手がつけらないほど強く楽しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容(「BOOK」データベースより)
文武両道の県立北園高校にとって、甲子園への道は遠かった。格下の相手に負けた主将香山が立ち尽くした昭和最後の夏。その十年後は、エース葛巻と豪腕宝迫を擁して戦った。女子マネの仕事ぶりが光った年もあった。そして今年、期待されていないハズレ世代がグラウンドに立つ。果たして長年の悲願は叶うのか。先輩から後輩へ託されてきた夢と、それぞれの夏を鮮やかに切り取る青春小説の傑作。
野球に興味が無いのに、野球漫画や野球アニメは大好きです。野球小説もあまりないけれどそりゃ好きに決まってる。
熱い青春んなんて縁が有りませんでしたが、熱い青春を見たり聞いたりするのはワクワクしますね。でも本物は大して興味無いのが自分でも不思議です。
なかなか行く事が出来ない甲子園。誰かが行けば誰かが行けない甲子園。たった3年間の事なのに一生自慢できる甲子園。そして一生悔しい甲子園。
そんな甲子園出場を悲願に掲げた高校の代々の高校球児を主人公にした連作です。出てきた球児たちが、また数年後に違う形でチームに関わっていくあたり憎いです。
自分もちょっと前まで高校生だった気がしますが、気がつけばおっさんになっていました。楽しい高校時代では有りませんでしたが、こういう青春を感じさせる小説はいいですね。心がちょっときれいになった気がします。
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