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みんなの感想まとめ
犯罪者の心理とそれを追う者の心理が緊迫感を持って描かれた連作短編集は、リアルな人間の恐怖を際立たせています。各短篇はバッドエンドでありながら、読者を惹きつけてやまない魅力を持ち、特に美をテーマにした「...
感想・レビュー・書評
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Audibleで聴きました。第27回山本周五郎賞受賞作。「可燃物」のようにその年の主要なミステリーの賞の1位だった作品。
思わず耳を塞ぎたくなるような犯罪者側の心理やそれを暴く側の心理が無駄の少ない文章で描かれていて、ホラーやファンタジーに行くこともなく、リアルな人間こそが一番怖いと思わされる連作短編集です。
どの作品もバッドエンドでブラックな、それでも読む(聴く)ことを止められないような内容となっています。
著者がどこかで、「フェアなミステリーというのは奇想天外というより、読後に『もう少しで自分も分かったのに!』という納得と悔しさが相半ばするものだ」と語っていましたが、この作品集もまさに分かったの一歩先を行くミステリーの醍醐味がありました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しぶりの著者作品
表題作を含む6つの短篇
どれもがどこかセピア色的な空気が漂う中、一度入ってしまうと二度と抜け出せないような不穏な世界が展開してゆく
最も心に、というか端的に言ってコワかったのは美が主題の[柘榴]
人の欲とはここまで際限のないものなのだろうか -
個人的米澤穂信フェア♪
この作品6篇中3つがNHKでドラマ化された。
録画しておきながら見てなかった。
ハードディスクの残量が気になったら削除してるので、残ってますように!後でチェックしよう〜
ドラマ化に向いてると思った。
どれも後味がちょっと良くないけど。
印象が強く残っているのはドラマ化されてない『柘榴』と『関守』かな。
立て続けに米澤穂信作品読んで、改めて引き出しの多い作家さんだと、お気に入り度がグイッと上がりました。
面白い。
では、他の積読本を少し読んだらようやく『黒牢城』を購入しよう♫ -
史上初の三冠を達成したミステリ短編集の名作。
全六篇と解説が含まれており、どのストーリーも非常に面白く、読み応えがありました。
深い内容なので、読むのにかなりの力を使いましたが、その分満足感も得られました。
推理において、大体の予想も立てることができましたが、後半になるにつれて別の考えが浮かんできたり、怖さに襲われる瞬間が…
その瞬間は本当に恐ろしく、不気味な感覚を味わい癖になります。
特に「柘榴」や「関守」については、気持ち悪さや衝撃があり、身の毛がよだつほどでした。
短編集ながらしっかりとした満足感を味わえる作品であり、
誰もがこの魅力に引き込まれるはず… -
一度本で読了してましたが、Audibleで聴いてみました。
6つの独立した物語から成る短編集ですが、どの作品も不気味な雰囲気で展開され、人間の奥底に眠る怖さがジワジワと感じられる作品ばかりで後味の悪さがたまらないですね。
個人的には「万灯」の最後の終わり方が1番好きです。 -
本作のタイトルとなっている「満願」は短編集の最後の一作のタイトルでもある。一つひとつが異なったテイストの作品で構成されており、よく練られたトリックが仕掛けられている。その謎解きに引き込まれて、一気に読み終えた。
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最初の話でビビったけど、楽しく読めた。
最初の「夜警」が自分にとってはとても怖い話でビビった。自分のいやらしくて弱い部分が出てしまったら、川藤巡査と同じような事を考え実行してしまうかもとすごく怖くて、読み進めるのを躊躇ったくらいだった。
でもその後の話は全く雰囲気が変わって、それぞれ人間の怖さが描かれていたけど、面白くて引き込まれてどんどん読み進めていた。
1番好きな話を上げようと思ったけれど、ビビった最初の話も含めて、どれも面白くて甲乙つけ難い。読めて良かった。
米澤さんの他の作品も読んでみようと思う。 -
「夜警」誤魔化し癖のある新米警官のおはなし
「死人宿」自殺の名所の近くにある旅館
「柘榴」 あまりに魅力的すぎる男と結婚した女性
「万灯」バングラデシュの小さな村と裁き
「関守」都市伝説ライターと事故の多発するトンネル
「満顔」 下宿先の優しい奥さんと殺人
ゾッとするオチが魅惑の短編集
芦沢央と作風が似ている気がする -
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「上質なミステリー小説を読めた!」という気持ちになりました。真実が明かされる瞬間のゾクッとした感覚が心地良い。短編集なので読みやすいですし、「なんか面白いミステリー小説ある?」と聞かれた時におすすめしやすい作品です!
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ミステリーというよりホラーに近いかも知れません。短編は作家のセンスが出やすいと言います。米澤さんの実力がよくわかる良作です。
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Story Seller annexに収録された「万灯」がおもしろかったので他の作品もと思い読んだ。
新米警官の発砲ならびに殉職事件を描いた「夜警」、自殺者が訪れる宿で置き忘れられた遺書の主を探す「死人宿」、離婚する夫婦のもとでとある目論みを実行に移す姉妹を描いた「柘榴」、バングラデシュでのエネルギー販路の開拓をする男を描く「万灯」、死亡事故の多い峠を調査するライターが付近でドライブインを営む老女に聞き込みを行う「関守」、世話になった女性の殺人事件に関して弁護を行う元法学生を描いた表題作「満願」を収録。
やはり万灯がいちばんおもしろく感じられたが、いずれも思わぬ真実が隠れておりおもしろく読めた。
万灯以外で特に印象に残ったのは「柘榴」。母親であるさおりの視点がまず描かるためそこに同調させられ、後の展開にひどくショックを受けるのと同時に、夕子の視点から驚愕の事実が明らかになり、その背徳の味と夕子の秘める感情の強さに感服もした。「柘榴」は米澤穂信作品にしては珍しいタイプの作品であると感じ、そういった意味でもおもしろかった。一介の大人としては姉妹のこれからが大層案じられるが……しかしフィクションに対して現実の心配をするのも無粋であろう。
面白かったが、どの作品もやはり先に読んだ万灯ほどには感じられなかったため少し残念ではある。全体として時間軸の入り組んだ話が多く、著者はミステリー小説の新たな形を作ろうとしている過渡期にあるようにも感じられる。 -
短編で読みやすいのが良いね
全部の話が読みやすく、それでいて最後に驚かされるものが多くて良かった
睡眠薬混ぜるだけでそう簡単に毎回事故になるのか?
とは思った
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