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みんなの感想まとめ
戦後直後の東京を舞台に、家族や住まいを失った浮浪児たちの過酷な生活が描かれています。全国で3万人以上の子供たちが、物乞いや窃盗、時には命を賭けた選択をしながら生き延びていた様子が、当事者の証言や資料を...
感想・レビュー・書評
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1945年の終戦直後、焦土と化した東京では、家も家族もなくした浮浪児が野に放り出されていた。その数、全国で 3 万以上。金もなければ食べ物もない。物乞い、窃盗、スリ……生きるためにあらゆることをした。時に野良犬を殺して食べ、握り飯一個と引き換えに体を売ってまでーー。残された資料と当事者の証言から、元浮浪児の十字架を背負った者たちの人生を追う。戦後裏面史に切り込む問題作。
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戦争浮浪児について興味があり、ドキュメントを見たり本を読んだりしていたが、その年の出来事と体験を重ねてここまで丁寧にわかりやすく書かれた本は初めてだ。
戦後に親のない子供達にいかに辛くあたったか、個々ではなく政策レベルでいかに手を差し伸べられなかったか、は広く知られているが、東京大空襲の後から終戦までの浮浪児の扱いが、戦後の扱いとかなり異なったことなど、初めて知った。
ヤミ市での浮浪児の稼ぎ、女児と男児の差、など数字や根拠をもって体系的に記述されている。
家で虐待のような扱いを受けて逃げてきた家出少年達と、幸せに生きた家族をある日空襲で全て失った少年達、その生き方の差の考察もわかりやすい。
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