西瓜糖の日々 (河出文庫) [Kindle]

  • 河出書房新社
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感想・レビュー・書評

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  • ポッドキャストで偶然知って。
    詩的で美しい世界に引き込まれた。謎が多く私たちの世界とは違うようだけど、その「意味」を求めて解釈するよりもただ味わって大切にしたい物語。
    読後から時間が経っても場面のかけらがいくつか心に残っていることを嬉しく思う。
    黒くて無音な世界、がいちばんすき。
    あれからずっとこの本の後を追って良質なフィクションを探している。

  • 大好き。

    5月の気持ちのいい午後に、キラキラした光を浴びて心地よい風に吹かれながら読むのにふさわしい小説。

    ふんわりして優しくて脆い、でも強固な世界とその綻び。

    幻想のなかで死にたい。

  • 初ブローティガン。いやあ人間は怖いよねと、真ん中すぎの生きているマーガレットが登場する辺りで思ったわ。主人公の男性、実は嫌なヤツじゃん。

  • 読後の感想を言葉にすることでこの小説のもつ独特無二な世界を現実に引きずり込むよりも、わからない完璧な世界のままそっと残しておきたくなる。自分の言葉で咀嚼して理解したいけれど、それにはまだ一番大切な部分を逃してしまいそうだから、ただそっと眺める。

  • すでに死んでしまったような場所で、もう一度死ぬということ。
    外れた板を踏みながら。

  • いきなり集団自殺

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著者プロフィール

作家、詩人。1935年、ワシントン州タコマ生まれ。56年、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグらビート・ジェネレーションの集うサンフランシスコへ。67年に小説『アメリカの鱒釣り』を刊行、世界的ベストセラーとなる。主な著作に『西瓜糖の日々』『ビッグ・サーの南軍将軍』など。風変わりで諧謔に富んだ作風は世界中の若者たちの想像力をかき立てた。84年、ピストル自殺。

「2023年 『ここに素敵なものがある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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