東京23話 (ポプラ文庫 日本文学) [Kindle]

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  • ポプラ社 (2017年10月2日発売)
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みんなの感想まとめ

東京23区を擬人化した独特の視点から、それぞれの区が語りかける物語が展開されます。著者は、区ごとの個性や歴史を軽やかに描き出し、読者をまるで東京を散歩しているかのような体験へと導いてくれます。特に、武...

感想・レビュー・書評

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  • 変に蘊蓄臭くなく、各区の等身大の姿を味わえる。
    なんだかんだ武蔵野市が1番面白かったのと、家康のラスボス感。
    家康ってある意味すげえデベロッパーだったんだなと。
    また都心のスクラップアンドビルドと江戸の火災震災による破壊と復興の歴史を重ね合わせるのも面白かった。

  • 東京23区と武蔵野市が一人称で語っている本
    自分も北区に住んでいたことがあったけど、
    この本を読んで、東京に住んだら、
    もっと東京を味わえていたかもな
    ツラツラと歴史を語るでもなく、今をひたすら案内するでもなく、少し過去から今までの一カットを鮮やかに語らせる 素敵な本でした

  • 誰もがしる23の街、それぞれの物語を語るのは…23区、それ自身!

    長い時を経て街の変化をそこに生きる人々の生き様と人生を見てきた個性豊かな街達の思い出話。楽しげで悲しげで幻想的で、そしてどこか寂寞とノスタルジックさを感じさせる不思議な雰囲気の本。人間でない長い時を生きる存在が、一瞬を生きる愛おしい人間やそれがもたらした自身の変化と失われた過去を思い起こしていく構成はいろいろと琴線に触れる。人間ではない人外の記述の形式をとるがゆえに、変化や過去を見送る寂しさがクセになる読み味を生んでいる。秋の風のような爽やかで淋しげさ。街としての誇りと、街の中で生きた人々への想いと、過ぎ去った過去への思い出と、街そしてときには建造物達と語らおうではありませんか。個人的には渋谷の章には驚いたキャラ付けがあって印象に残っている。

    そして最終章、東京。ここでの語り手、東京は今までの区達のように喋らない。ただ独白する。淡々と。そこで語られるのは今までずっと語られてきた変化とそれをなす人々の物語だ。過去の思い出と未来への予感、この本の最後の最後に相応しい章だ。産声をあげ続ける東京とそこに存在する23の区!

    また読み返したい本。

  • 都市を通して歴史を見ると、街はずっと面白くなるんだって思った!

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著者プロフィール

1980年富山県生まれ。2008年に「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。2012年、受賞作を含む連作短編集『ここは退屈迎えに来て』を刊行しデビュー。その他の著書に『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』『マリリン・トールド・ミー』など。

「2024年 『逃亡するガール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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