出口汪のマンガでわかる論理的に話す技術 絶対に伝わる話し方のコツ [Kindle]

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  • SBクリエイティブ (2018年1月16日発売)
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みんなの感想まとめ

論理的な話し方を身につけるための具体的なテクニックが漫画形式で解説されており、読者は自分のコミュニケーションスタイルを見直すきっかけを得られます。人の話に割り込まず、文脈を把握することの重要性や、論点...

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃には母親がいて、私の片言の言葉を理解していろいろとしてくれたに違いない。不徳の致すところではあるが私は良い母に恵まれたせいもあってか、自分の説明が他人に伝わらない、自分の事は当然の如くみんな理解してくれている、と思っていた。それが常識だと感じていたのだ。今考えれば恥ずかしいが、言っちゃなんだが忖度や儒教的な考え方がある日本人には結構普通なのかもしれない。お互いがわかってくれていると思うわけなので、分かり合えるわけないのである。
    とうわけでまぁまずわかってくれていない。私の事は理解していないのがごく普通、当たり前なのだ。当たり前のことだ。だが私はかなり勘違いしてみんな分かってくれると思っていた。今思えば恥ずかしいし痛々しい思い出ではあるが、それを少しずつ色々な人に触れて、解消されていったと思う。今現在では常識とか、わかっているとか考えずに、相手はまず知らない、理解してくれていない人間だという前提で話す様に心がけている。理解できている可能性がないので、わかってくれていない前提で話す方が上手くいくし楽なのだ。そうすれば相手の課題ではなく、自分の課題となり伝わる事を目的とする会話に改善できる余地が生まれるのだ。
    本著の内容のまとめ↓
    ◆説明に赴く際のスタンスは上記の常識にとらわれずに、知らない上で話すことの他に相手の目線に立って、相手の土俵で話す事だ。言葉遣いなんて良い例かもしれない。同じ内容を告げるにも言葉遣いでスタンスの取り方が変わってくる。相手の立ち位置且つ客観的で俯瞰的な視点から、感情語ではなく、論理語で話す。これでOKだ。これらを総じて他者意識という、らしい。

    ◆説明の際のダメになりそうなところ
    ◇長く話す 要点がわからない。→結論を先にいう。
    ◇詳しく丁寧に話し言葉が多い。核心がつかめない。 →言葉の数を少なめにし明確にすること
    ◇話が飛躍したりする→接続語をうまく使う。「なぜなら」「しかし」「だから」「つまり」

    本著にはないが私的にはPREPがいいんじゃないかなと思った。PREPの前に前振り(相手が理解しやすい環境にする事)を入れると更に良いようだ。

    イコールの関係 対立の関係 理由付け 因果関係はPREPにうまく取り入れれば完成度は増すかもしれない

    ◆聞き上手になる。会話が上手な人は聞き上手。真剣に聞いて相槌をうとう。話に割りこまない。徹底的にしゃべらせる。

    ◆論点のすり替えには軌道修正する。

    ◆質問には簡潔に答える。
    「今、~~の質問がありましたが」

    ◆相手の意見を求めて、言い争いになるような状態を回避する。相手の意見を認めてから反論する。これで言い争いは防げる。

    これらを駆使すれば、ビジネス対話はおおむね良好だろう。

  • 論理的な話し方について漫画で解説した本。
    なんとなく頭では理解できてる気はするのだけど、いざ実践でやろうとすると難しいんだよなぁ。
    いろいろな話下手のタイプについて解説してあったけど、自分の過去を振り返ってみると、自分はどれにもあてはまってしまうような気がする(しいていうなら、言葉をぼかして結論をあいまいにしがちかも)。
    そもそも、自分はそもそもうまく言葉がでてこないことが多いので、論理力以前の問題なのかもしれない。

    子ども相手に話すつもりで説明してみてというと、「ばぶばぶー」「こまってまちゅでちゅよー」なんて言葉遣いになる場面は笑った。大事な教えの最中に、いきなりこんなギャグぶっこんでくるとは。

    全体をとおしてみて、一番大事なのは、”自分の話は分かってもらえない”という自覚を持つということなんだろうなと思った。油断すると、「何であの人は分かってもらえないの?」と思いがちだけど、そもそも、そうそう分かってもらえるわけなんてないんだよなと。なら、自分が分かりやすく話すようになるしかないのだろうと。

    逆に相手が頷いて理解しているようにみえても、実際は理解してないなんてことはあるということは、本当にそう思う。隣の席に新入社員に話して、「はい」とうなずいて理解してるようにしてるけど、「知ったかぶりしてるな」と感じることがよくある。試しに、「今の分かった?」って聞くと、だいたい説明できてなかったりする。

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著者プロフィール

関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役。
現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、
受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ており、著書累計数は1300万部を超える。
また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、
多くの学校に採用されている。
著書に『出口汪の「最強!」の記憶術』『出口のシステム現代文』
『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』(以上、水王舎)、
『出口汪の新日本語トレーニング』(小学館)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)
『ビジネスマンのための国語力トレーニング』(日経文庫)、『源氏物語が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、
『頭がよくなる!大人の論理力ドリル』(フォレスト出版)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。
小説に『水月』(講談社)がある。

「2019年 『何が教育をダメにしたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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