- Amazon.co.jp ・電子書籍 (197ページ)
感想・レビュー・書評
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現在の医療に対する課題感と、展開されているサービス(プロダクト)への想い(どうやって課題感に対してアプローチするか)がわかりやすく説明されていました。
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こういう人がこれからの世界を変えていくのかもしれない。
本当に応援したいと思わせる人だ。
医療という人の命に関わる現場は、今の姿がある意味で最適解なのだろう。
誰かの権力欲とかがあったとしても、人の命がかかっている以上は、きれいごとなんてない。
目の前の命を助けるために、どういう行動をするか?どういうシステムを作り上げるか?
そういう積み重ねが今の現状であって、ある意味最適化されているはずだ。
しかしすべての問題を解決できる訳ではない。
限られた材料の中で、あくまで最適化しているだけだ。
それは、医者は外の世界を知らないという、特殊な環境下だから。
そしてこの豊田氏をひとつの疑問を投げかける。
「もっと他のやり方があるのではないか?」
ここで、医者というステイタスをあっさり捨てられるのがスゴイところだ!
天才肌とはこういう人をいうのだろう。
おそらく直感的に、「この道だ」に気が付いたのだろう。
この本の最終章で語っている。
「やりたいこと(好きなこと)」「やれること(得意なこと)」「やるべきこと(意味があること)」
この3点の交わりを見つければいいと説く。
医療を変えるという、大きな使命感を持って生きる。
大きな壁はたくさんあるだろうが、この3点の交わりを見つければ乗り越えられる。
生き方自体が参考になる。
(2019/6/20) -
熱い。なんかをやり抜ける人は、サイモンシネックがいう「なぜ」が根幹にあることの代表的なケース。こういうことを見つけられること自体が素敵なことだ。
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自分も将来日本を変えることをしたい、という刺激になりました。マッキンゼーには1年半しか在籍していなかったようですが、得た学びについては多く書かれていて、著者にとってインパクトが非常に大きい経験だったのだと思いました。また、日本の医療システムの構造により、医療費を減らすモチベーションが生まれづらい、コンサル会社のクライアントも医療系では民間の大会社が多く、日本では医療改革に繋がりにくいこと、などは新たな発見でした。(ジェネリック医薬品の普及と結果として反対の動きを支援してしまう、等)
時間があれば、新しいことや世の中のためになることを始めたいときに刺激を得るために読むことをオススメします。