- 日経BP (2017年12月8日発売)
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感想・レビュー・書評
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本質思考・本質把握力・幸福思考・幸福志向
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・同意できる内容だった。
・一度プロジェクトマネージャをやってから改めて読みなおしすると腑に落ちることが多いと思う。 -
「本質思考」&「幸福思考」を根底に据えた、プロジェクトマネジメントの基本的な考え方を述べている。
普段のカレー作りを例にして「ぷろじぇくとまねじめんと」が難しいと感じている人に「なにをいつまでに、いくらで完成させる」と簡潔に理解させている。
その次に、定番のPMBOKから5つのプロセス群・10の知識エリアの説明をしており、導入教科書的な役割にはちょうど良い内容だと思う。
対象読者としては新人~入社数年ぐらい。先にPMBOK関連を読んでいた自分には、よい復習になった。
また、マネジメントとは別に筆者の考え方の軸となっている「本質思考・幸福思考」の説明もある。
余計なものをそぎ落としてエッセンスが何かをつかむ「本質思考」は、自分も同意する。
大きいプロジェクトでは「目的」を見失いかけることもあるが、本当の目的を意識することが大切である。
以下、ハイライト部分
〇これらは個々の頭文字をとって「SMART(Specific、Measurable、Achievable、Relevant、TimeBound)の法則/原則」と言われることもあります。頭文字となる英単語は諸説あるようですが、本質に違いはありません。
〇重要なのは、「何をすれば、何が良くなるか」がわかるところまで、小目標を落とし込むことです。
〇プロジェクトの立ち上げプロセス群(Initiating Process Group)
プロジェクトの計画プロセス群(Planning Process Group)
プロセスの実行プロセス群(Executing Process Group)
プロジェクトの監視・コントロールプロセス群(Monitoring & Controlling Process Group)
プロジェクトの終結プロセス群(Closing Process Group)
〇プロジェクトマネジメントスキルというと、実行プロセスや監視・コントロールプロセスをイメージする人たちが多いと思いますが、実は、立ち上げプロセスと計画プロセスもそれに劣らず重要なのです。
〇5つのプロセス群はそれぞれ、次に説明する 10 の知識エリアと相互に関連していますが、各知識エリアにすべて5つのプロセス群があるわけではありません。知識エリアという呼び名もあまり気にしなくて大丈夫です。PMBOKガイドでは、プロジェクトマネジメントを 10 の領域に分けて整理しているというだけのことです。
〇プロジェクト統合マネジメント(後述)
プロジェクト・スコープ・マネジメント(プロジェクトの対象を明確にし、管理する:何をするかを明確にし、そこから逸脱しないようにする)
プロジェクト・タイム・マネジメント(プロジェクトのスケジュールを明確にし、管理する:いつ始め、いつ終わるかを明確にし、当初の予定通りに終われるようにする)
プロジェクト・コスト・マネジメント(プロジェクトのコストを明確にし、管理する:いくらかかるかを明確にし、その予算内でプロジェクトを完了できるようにする)
プロジェクト品質マネジメント(プロジェクトの成果物の品質を明確にし、管理する:どれくらいの品質のものを実現するかを明確にし、それに合致したものを実際に作るようにする)
プロジェクト人的資源マネジメント(プロジェクトに必要なスキルを明確にし、メンバーの配属と教育などを管理する:プロジェクトに関わる人がどんなスキルを持ち、どんな風にあるべきかを決め、それに近づけるようにする)
プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント(プロジェクト内外のコミュニケーションの対象、方法を明確にし、管理する:プロジェクトにおいてはコミュニケーションが非常に重要であり、プロジェクトに関係する人々がどのようにコミュニケーションをとるべきかを定め、それに従ってコミュニケーシンできるようにする)
プロジェクト・リスク・マネジメント(プロジェクトで起こりうるリスクを管理し、プロジェクトへのダメージを軽減するように手を打つ)
プロジェクト調達マネジメント(プロジェクトの外から物品・サービスを調達する際にその引合いから契約完了までを管理する)
プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント(プロジェクトに関係する利害関係者を特定し、プロジェクトを円滑に進められるように管理する)
〇プロジェクト憲章とは、まさにプロジェクトが何のためにされ、どうなれば成功で、いつからいつまでで、いくらくらいの予算をかけ、誰が意思決定者なのか等を明確にすることです。 -
計画には一定の余裕を持たし、突発的なことに備え、再計画のコストを小さくできる計画こそ最適化された計画
次はプロマネです。最近読もうとしている重点テーマが発散している気がします。ルール形成だったり、統計だったり、そしてプロマネだったり。これらを結びつける要素は何か、それは定量評価ではないかと思います。
ルール形成の重要性を説こうにも、漠然とした思いだけでは周りが動いてくれるわけもなく、ルール作ることによる関係者の定量的なメリットが必要です。ルール作ればこれだけ利益伸びますよとか、市場が拡大しますよとか。
プロマネの業務にもKPIの設定と進捗管理があります。KPIには、頑張るとかもっと良くするとか曖昧なものではなく、測定可能な明確なものが必要です。
これらに共通する知識が統計学ではないかと思います。妥当性のある定量評価指標と測定結果を弾き出すために必要な知識です。
というわけで、今年の大きな目標は〝定量評価を極める〝としたいと思います。これだけでは曖昧なので、統計検定1級合格、仕事に定量評価を持ち込む、を具体的なアクションとしたいと思います。
著者プロフィール
米澤創一の作品
