高慢と偏見 (中公文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 1813年に出版されたイギリスの古典文学。挿絵がきれいだった。
    当時、男も女も結婚が一番の関心事で、容姿、経済力、性格が相手に求められる。社交の場でもまず外見や態度が大事で、陰で悪口を言ったり、褒めちぎったり。
    主人公エリザベスの揺れ動く心理描写が丁寧で、周りの登場人物の描写や物語の展開も面白かった。
    作者が21歳の時に書いたそうで、その才能に驚かされる。
    ちょっとロマンチックすぎるかなと感じたが、結局決め手は現実的な経済力であったように思う。

  • バランスの取れた新訳。どの訳書が良いか迷ったらおすすめできそう。
    恋愛小説と見なすにはもったいない英文学で、改めて読むと、現代にも非常に示唆を与える作品だと思う。
    一見すると女性の結婚までの物語だけど、著者オースティンが非常に保守的な立場であったことにも納得の、非常に人間の父性的な側面が強調されているように感じた。また発言内容などインターフェイスだけ追えばヒロインの女性(エリザベス)の父親は無関心で頼りない存在、母親は感情的で知性のない存在、と読んでしまいがちだけれども、物語のプロットを追えば父親は情に根ざした人間的な人物で、母親の方が権威や常識を重んじる形式的な人物にも思えてくる。
    人間の重層的な面を見事に描いており、さすが「偏見」がタイトルに入っているだけある。当初予定していたタイトルは「第一印象(First Impression)」だったというのにも納得。
    言わずとしれた名作なので、読んだ後は英文学を専門とする研究者の評論をインターネットで読めるのも楽しい。

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著者プロフィール

ジェイン・オースティン(Jane Austen)
1775年生まれ。イギリスの小説家。
作品に、『分別と多感』、『高慢と偏見』、『エマ』、『マンスフィールド・パーク』、『ノーサンガー・アビー』、『説得されて』など。
1817年没。

「2019年 『説得されて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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