羊と鋼の森 (文春文庫) [Kindle]

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  • 文藝春秋
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感想・レビュー・書評

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  • かけ出し調律師の成長録。
    調律会社の4名の先輩たち、お客さんである双子の姉妹のストーリーなど丁寧に書かれている。
    特にこの姉妹のストーリーが秀逸。こっちがメインでも良さそうだけど、飽くまで主人公は北海道の田舎の山育ちの冴えない青年。
    山育ちというバックボーンがどこで真価を発揮するのだろうと読み進めた。
    正直なところ、音楽が個人的にかなり疎いこともあり、夢中になって読み進める感じにはならなかったが、ピアノをやっていた人はきっと好きになる一冊。

  • とても期待して読んだ作品。
    でも……、ただのお仕事小説にしかおもえなかった。
    もう一味、一捻り欲しかったな。

    • おびのりさん
      その気持ちもわかる。
      予想通りのストーリーになるから。
      その気持ちもわかる。
      予想通りのストーリーになるから。
      2023/12/25
    • 土瓶さん
      うん。
      うん。
      2023/12/25
  • 本屋大賞で期待したがそこまで面白くはなかった。

  • 調律師という仕事の奥深さを知れるものの淡々としたお話しだったので、期待していたぶん少し拍子抜けしました。少し時間を置いてもう一度読み直してみようと思う。

  • 著者が映像化を意識して描いたのかはわからないけどすごく映像向きの物語だなと思った。北海道の田舎の感じってこんななのかなぁ?羊をめぐる冒険とか、沈むフランシスもそうだったけど、舞台が北海道の田舎ってだけでファンタジーぽい雰囲気になるのはたまたま私が読んだ小説の書き手の意識のためなのかそれともそんな雰囲気があるのか、気になった。

  • 「綺麗な話」なのだと思いますが、なんというか…ずっと足踏みしているみたいな話でした。
    ことあるごとに、主人公が同じ心情を違う言葉で表現しているような感じに思えました。
    大きな展開があるわけでもないので、面白いという感覚はありません。
    個人的に回りくどい表現が好きではないので、作者の書き方と合いませんでした。

  • 調律師のお仕事について知ることができるプラス、人間模様も描かれていて良かった。ただ言い回しがくどいなぁと思い共感しづらかった部分も多々…

  • ピアノの調律師の話。

    作中「人によっと音に呼び覚まされるイメージは違うのだとあらためて思う」とあるように、私にはピアノと森が結びつかなかった。

    調律師はピアニストではない。
    例えば、社長ではなく秘書、医者ではなく看護師、作家ではなく編集者。
    本当に満足なんだろうか、綺麗にまとまりすぎた話だった。
    (電子書籍 kindle)

著者プロフィール

1967年、福井県生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。2004年、第3子妊娠中に書いた初めての小説『静かな雨』が、文學界新人賞佳作に入選。07年、長編小説『スコーレNo.4』がロングセラーに。13年4月から1年間、北海道トムラウシに家族で移住し、その体験を『神さまたちの遊ぶ庭』に綴る。16年、『羊と鋼の森』が本屋大賞を受賞。ほかに『太陽のパスタ、豆のスープ』『誰かが足りない』『つぼみ』など。

「2018年 『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。   』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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