ファンベース ──支持され、愛され、長く売れ続けるために (ちくま新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 広告やPRに関する仕事ではないが、興味深く読んだ。
    自分の愛用している商品が「ファンベース」の手法で訴求してきたなら、きっと購買意欲が掻き立てられるだろうと思った。

  • 企業が商品を売りたい。そのための戦略として、まず考えられるのは広告だ。消費者にインパクトのある情報を提供し、商品に注目してもらい、購買意欲をかき立てる。しかし、企業広告は誰にでも受け入れられるものではない。アンチもいれば、広告が目ざわりで迷惑だと思うものもいる。

    商品の多くは数パーセントの購入者が半分以上の売上を支えている。その熱狂的な購入者「ファン」は広告を提供せずとも、買ってくれる。ならば、ファン以外の消費者に商品を届けることが重要だと、今までは考えられていた。が、著者はファンを今よりももっと商品を好きになってもらうことに注力すべきと説く。そして、「脱広告」を唱え、代わりに「ファンベース」こそが重要だ。

    ファンにさらなる情報やイベントを提供し、その商品を好きなことに自信を持ってもらい、他人に商品を勧めてもらう。その結果、新たなるファンが自然発生する。そんなループを作り出すことが「ファンベース」だ。

    このファンベースは売り手側にもメリットがある。なぜなら、最初から商品を愛しているファンをさらに喜ばせることほど楽しい仕事はないからだ。

  • 新規顧客開拓ではなく、既存のファンに向けたアプローチをとる戦略を提案する本。熱心なファンにフォーカスすることで、ファンからの収益が増え、さらに口コミ効果が期待できると考える。

    この戦略の根底にあるのは「パレートの法則」である。つまり「売上の80%は顧客の20%によってもたらされる」ことを前提に戦略を考える。ファンは売上の多くを占めるからこそ、ファンが求めるものを提供するのが正しいというわけだ。また、熱心なファンはただ購買するだけでなく、自分も運営や活動に参加したいと考える。その性質を活用しない手はないだろう。

    この本で書かれている「ファン」とはただ受け取るだけの消費者ではない。自らも発信し、できればメーカーの仲間になりたいと考える者たちである。そうするとサービスや商品の設計段階から「いかに消費者を参加させるか」を考えるのが重要なのかもしれない。

  • 社会が情報化したために、製品を差別化することが難しくなり、簡単にモノが売れない時代になった。
    そんな時代を戦う手段がファンベースだと書いてある。
    ファンベースのユニークな点は顧客に提供すべき価値を顧客と共創していくところにある。
    企業がトップダウンで商品を顧客に投下していた時代には、モノが売れるか(ヒットするか)どうかはある意味一か八かに近かった。
    ファンベースが出来ている企業は、顧客が求めているモノが分かり、そこから着実に成長も引き出せる。

    夢物語のような話だけど、そんな世の中ができたら企業も顧客も幸せなんじゃないかな。と思う。

  • 面白くない

  • 納得感がとても強い。何度も読んで血肉としたい。

  • 人口が減少していく中で、これからは製品や会社の熱狂的なファンを増やしていかなければいけない。ユーザーファーストのその先にあるのは、20%のコアファン。マーケティングにも活用できるし、カスタマーサクセスにも応用可能な内容です。

  • 企業や商品においてファンを作るべき理由がかなり理論的に書いてあるところが良い。よりその重要度が理解できる。お客さんを大事にすることに加えて、媚びすぎずむしろアイデアを出してもらうことに意義を見出しているところがポイントのような気がする。

  • マーケティングにおけるターゲティングの話。パレートの法則でもあるように売上の大部分は一部のコアファンで成り立っていることが多い。ファンに対してどういった戦略をとってLTVを上げていくことが重要か具体例こみで書かれた良書。企業の話だが、個人でも言えるかも。



    メモ
    ファンのライフタイムバリューをあげていくことが重要。
    ファンは自分たちで買ってくれるし、ばらまいてくれるし、新たなファンをつくってきてくれる。
    ファンを大切にして安定させることが売上の安定にもつながる。

    これからの時代は少子化、高齢化。高齢化は新しいものを買うハードルが高い。いろんな意味でファンを囲っておくことが大事。

    不特定多数への拡散はテレビの方がまだまだ強い。地方はテレビで、東京はファンベース施策とかやってもいいかも。

    ファンは周りの類友をファンにしてくれる

    ファンは身内として扱うべき、変に神格化しすぎない。同じ目線で一緒に進化する。

    ネスカフェアンバサダー
    広島カープのツアー
    スタバは店舗でこそファンベースをだす

    広告や宣伝は妨害型だった。ファンベースに関しては提供型。ファンはそのサービスの情報を望んでいるから。

  • 本書の内容をアイドル界隈に敷衍しますと、「収益を分析するとおまいつからの売り上げが8割なのだから、もっと囲い込もうぜ!」です。新規獲得キャンペーンで疲弊してる運営さんは読むと良い本かも。

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著者プロフィール

さとう・なおゆき 1961年東京都生まれ。株式会社電通にてCMプランナーやウェブプランナー、コミュニケーション・デザイナーなどを経て、2011年に独立。現在はコミュニケーション・ディレクター(株式会社ツナグ代表)。1995年より個人サイト「www.さとなお.com」(http://www.satonao.com/)を運営。『明日の広告』『明日のコミュニケーション』(ともにアスキー新書)など著書多数。

「2015年 『明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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