- 文藝春秋 (2018年2月9日発売)
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感想 : 41件
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感想・レビュー・書評
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以前にアッコさんシリーズ読んで痛快で楽しく読みました。
表紙がふわっとしてたのでどんなかな?
と思って読み始めました。
30歳で友達が居ない
栄利子(実家が金持ちの愛情に恵まれて育った独身で実家暮らしのキャリアウーマン)と翔子(のんびりした性格の複雑な家庭育ちで実家は遠い場所で子どは居ない専業主婦)が出会う物語。
女性の友情の心情をグリグリえぐれた様な感じコワイ!!
私も割合は別として栄利子と翔子の要素あるな、と思いながら読み進めました。
確かに異性の友達は終わりはあるけど
同性は難しい。
続編があったら是非読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ナイルパーチの女子会』というタイトルが言い得て妙。主だった女性の登場人物は皆『ナイルパーチ』の様だと思った。自己肯定感が足りないとか、満足感が足りないとか、居場所感が得られないとか、脆いアイデンティティだとか、表現はいくらでもしようがあるのだと思うが、そうした「弱さ」を補うかのように、「強さ」をもった自分でありたいがために、皆んな必死だ。
そして、世の中には実際にこういう人もいるし。そういう人は、いわゆる「精神病者」扱いされるけれど、でも、それって、その人にある背景のようなものをみれば、たまたま自分がそういう環境になかっただけの話で、自分もそういう環境にあったら、そして、そういう自覚を持てていなかったら、同様になってしまっていたかもしれないといつも思う。
この本が多くの人に読まれ、多くの人がすっきりしない感想を持ち、多くの人が嫌悪を抱きながらも、徹底した否定的意見で満たされていないのは、きっと、多かれ少なかれ栄利子だったり翔子だったり、その他の登場人物も含め、それらが抱えている要素に、一定程度の共感が潜んでいるからなのかもしれないと思う。みんなが幸せでありますように。 -
わぁ…まさかこんなおそろしい?お話だったなんて!爽やかな表紙からは想像もできなかった…さすが柚木さん!
あ、たまたま最近テレビで「ナイルパーチ」を見かけて、それこそおぞましい魚だった!
良かったです! -
3ではない、という★4つ。
ナイルパーチは、大好きな冷凍食品「白身魚のフライ」だったのかな。。と知識増えた。笑
友情ということについて考えたいときに、どうぞ。
女同士の友情について、柚木氏は興味があるのかと思う。『らんたん』で描くシスターフッドとは、かなりかけ離れたあり様が描かれていた。
男とか女とか区別するまでもなく、友情に何か特別な意味や思いをもってしまうのは、人間は自分の欲や自意識とはかけ離れて他人と関係を持ち得るのか?という問いが、あるからではないか。 -
世の中にいるよねー、愛情をもらって当然って人。
でも、愛情って無限じゃないのよ〜。それに気づいた2人は成長できたね。
女友達って絶対必要?そんなに固執することないと思ったけど。 -
自分もどこかボタンを掛け違えたら、栄利子にも翔子のようにもなりえると思った。。読み進めていくうちに、「なんでそういう風になってしまうの、違うよ」って何度思ったことか。
同性同士でも、どんな関係でも、自分の思った通りにことが進むとか、言葉にしなくても通じ合えるとかそういうものはないってつくづく思う。 -
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ドラマ化されていたので手に取りました。
大手商社でキャリア正社員の栄利子とダメ主婦のブログで
人気になっていた翔子が出会って意気投合する。
一見よくありがちで上手くいきそうな二人ですが、
とにかく二人は根本的に真逆な世界に住む二人。
育った環境、性格、趣味などは正反対。
けれど何処か共通するところがあり仲が良くなりつつありますが、
栄利子の執拗な行動、自分よがりの言動などが
どんとんと翔子にとっては鬱陶しくなってしまいます。
これ程自己中心的な人であると読んでいて腹立たしくて
なんて人だと思い翔子に同情をしたくなっていきました。
たかが数えるほどしか会っていないのに「友達だから」、
「親友だから」とか言っていつも口癖のように言い、
物事を何でも上から目線で話していてとても友達にも
親友にもなれないです。
どんなに必死になっても才女である彼女にとって
女友達を作ることだけは苦手というか作ることが出来ない。
読み進めていくうちに、
どうして彼女は女友達を作りたくても作れないのだろうと
思いながら読んでいましたが、
両親の育て方、育った環境も勿論少しは影響されると
思いますが、それよりも一番はやはり自分自身の問題が
一番大きな影響かとも思えてきました。
相手がどんなに悩み困った状況に陥ったとしても、
相手の気持ちも考えずにまたどんどんと踏み込んでいってしまう。
自分が欲しいもの、知りたいものは全て手に入れないと
気が済まない性格だからここまでいってしまうのかもしれないかと思うと可哀想な人でもあると思いました。
けれど栄利子だけが何もかも悪いわけでもなく、
翔子も普通の人から見たならば、
自分で何か決断することなく面倒くさがりな性分なところが
あるので栄利子も余計に腹立たしくなってしまうのだと思います。
普通の友達同士だったならばあまり性格が違いすぎる場合は
友達になんてならないのでこんなトラブルは無いと思いますが、
お互いに女友達の距離感が取れない二人にとってはこれが精一杯なのかとも思いました。
いくら追いかけても女友達になれない栄利子。
そこへ時々登場する幼馴染だった圭子の言葉が印象的でした。
「頑張ってもどうにか出来るもんじゃないんだよ。友達だけはさ。」
その他にも
「二人が離れていた間、培ってきたスキルが花開くんじゃないのかな。」
中略
「女の一瞬でもその場を楽しくする花火みたいな社交性が、
楽天的な調子の良さが、次に繋がらないかもしれない小さな約束が、
根本的な解決にはならなくても、実は通りすがりの
いろんな人たちを救っているんじゃないのかな。」
友達の大切さ、長年の友達の絆の良さなどが
ここにぎゅっと凝縮されているようで、
今までドロドロとした物語がここですとんとリセットされたように
思えて心にしっかりと刻まれた思いになりました。
徐々に翔子と距離を置かれると
本来の自分を振り返ることができたような栄利子。
そして栄利子と距離を取ると共に嫌いだった父親と
真正面から向き合うことでまた自らも自分を見直すこととなり
二人が出会って悪くもない結果も生まれて
将来に少し明るい光が見えたようで良かったと思います。
それにしてもここに登場してくる人物は個性的な人が多く、特に派遣社員の真織の言動には驚かせられました。
栄利子のストーカーのような異常な行動には
読んでいて驚かせられると同時にハラハラとさせられ、
かなり物語がドロドロ感と緊迫感がありこれに嵌って
ページを捲る手が止まりませんでした。
実際にはこのような女性特有な世界はありませんが、
女性の友情とは何かと問われたら
ここに描かれているような世界が人によっては
あるかもしれないと思わずにいられない作品でした。
改めて女の友情とは何かと考えてしまいました。
1月30日からドラマがスタートをしているので、
それと並行しながら読んでいたので
更に面白みが増して楽しめました。
柚木さんの作品は何冊か読んでいますが、
ぐいぐいとストーリーに引き込まれ、
女性心理がよく描かれていると思うので読んでみて下さい。 -
ドラマ見た後、読んでみた
あのドラマのキャスト素晴らしい
本読んでも、カケラも違和感なかった
女友達って、ホントに難しいよね
親友でも、ずーっと一緒に過ごすのは
無理かなぁ
裸見られたくないし
本音をいうと泊まりは別の部屋の方が
熟睡できるかも
(若い時ならずっと一緒が良かったけど)
私は性格的には栄利子に近いかなぁ
翔子みたく色んなことにウトい子苦手やわ
真織に関しては、ある意味、気持ちいいなぁ
私は女子校だったので、
こういう超越した怖さがある子いたなぁと思った
男の人が「女同士は怖い」ってあおるのは
確かに「あるある」やね
でも実際に、「女同士は怖い」と
私は思ってるから
あおられて不愉快という感覚よりは
共感の方が強いなぁ
なんせ女性の心理がリアルで
共感できる本
共感できすぎて、読んでると
気持ちが暗くなってしまった -
ドラマを見たのだけど、他にもなかったのでここで感想
小学校のときにいた、こういう女の子。
他の友達と仲良くすると邪魔してくるような。
なぜか女の子なんだよなあ…。
うっすら女の子のこと苦手と思ってるのはこういうところなのかも。
途中、ちょっとガチ恋粘着獣を思い出させる場面も。笑
インフルエンサーの人たちに対して、謎の幻想抱いてる人いるよなあ…
芸能人ならまだしも、あの人たち一般人なのに。
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内容が自分に刺さった。
自分も栄利子とタイプは違うけど、同性の友人いないし、そのことに若干コンプレックス感じてたから。
登場人物の女性陣はみんな闇が深い。
真織って子のセリフが急に暴力的なるシーンも印象的。
作中で栄利子が追い求めてる友情なんてものは存在しないんだろうなぁと思える。
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4よりの3。
高校生の時、仲良かった友達との関係性は永遠に続くと思っていたけれど大学、社会人になって自然と離れていく時の感覚をうまく表現している本だった。大人になりきれないとこうなるのかな。。 -
止まらない、えぐかった。
女子というよりも主人公の思考回路の無さ
他者を思いやるという思考が無い
自分ごとにしか捉えられない幼い子どもが大人になってしまうとこんなことになるのかと
人間が持つ思いやりの心がここまで育たないと人生何も楽しく無いだろうな
共感することはなかったけど、私の中で秒速で読み終えた。こんなも人間世の中にいるのかもなと思うと少しゾッとした -
人は皆、心の内側に秘めた毒物があるのだろうか?
共感できる部分はなかった
でもそれで良い
共感できるところがなくても、共感されることがなくても
それでいいことを思い出させてくれた作品
こんな感情を抱く人がいる、こんな行動を取る人がいる
せっかく物語を読んでいるのだから
自分とは異なる人がいることを知りたい
そう思わせてくれた
そんな登場人物の栄利子が、「この世界で何よりも価値があるのは共感だ」と言っているのが、皮肉で面白い。
後書きを重松清が記している。なんと贅沢な。 -
最大手の商社に勤務する栄利子と、「おひょうのダメ奥さん日記」のブロガー翔子、育ちも現在置かれた環境も全く異なるアラサー女子が知り合いになる。二人は気持ちを通わせたが、栄利子のストーカーまがいのアプローチで、良好な関係はすぐに破綻する。
2人の交互の語りで、物語は進んでいく(輪郭を成していく)
栄利子の考え方や行動が手に取るように分かる。私も中学生になって幼馴染に気の合う人が出来て悲しんだし、大人になったらママ友が出来るのを熱望した。そう言うことがこれまで何度もあった。他の人が上手くやっていると羨んだ。自分の何がいけないのかと悩んだ。
栄利子ジリジリとする焦燥感を感じて、私も辛くなった。
そして、翔子にも自分をみてしまう。面倒くさがりなとこ、夫に自分の不貞まがい?を告白してしまう甘さなどに。
でも、同じ商社の派遣社員の真織の強気な態度に驚愕すると同時に、栄利子が真織の命令を受け入れる行動が理解できない。真織も栄利子も病んでいる。給湯室での同期の杉下と3人のやりとりは怖いし、もはやコメディだ。
先日、新美南吉の「でんでんむしのかなしみ」に触れる機会があった。親友が欲しい、誰かに認めてもらいたい。そんなことを考えてしまう人は、世の中の一部の人なのか、それとも皆んなそうなのか。
読後は良い。 -
主人公2人のみならず、両親や職場の人たちも、同性の友達がいないことを人を判断する材料にしすぎていると思う。友達の定義のズレ以前に、あれだけ度を越した態度を取れる栄利子に引いてしまい、最後まで冷めた気持ちのままだった。好きになれる登場人物は、弟、上司、翔子のだんなさん… 作品に占める割合が小さな人ばっかりだなあ
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ナイルパーチ 「アフリカに生息。在来種を食い散らして生態系を破壊してしまう存在」
一流商社で働くバリキャリの栄利子。
怠け者な主婦ブロガーの翔子
ふたりが出会って狂気へと進んでゆく
どんどんと息苦しい展開へ進んでゆき、読み進めるのがつらかった。
そうじゃないのに、そこは違うのに。
ただ女友達が欲しかっただけなのに、なぜこうなってしまうのか。
最後にちょっと明かりが見えてよかった
著者プロフィール
柚木麻子の作品
