- Amazon.co.jp ・電子書籍 (329ページ)
感想・レビュー・書評
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これは私が最も嫌いなタイプのミステリー。
ぎんなみ商店街が話題になっていたので、その前に代表作を読んでみようと思って読んでみたが、これは無理。
何がロジックだ!
ぎんなみ商店街も読まないことにします。 -
「奇跡の証明」といった、ミステリーとしてはとても珍しい方面から前提を置いた議論で展開されていくのが斬新で面白かった。
キャラクター達が個性豊かで情景をありありと思い浮かべれる程浮き立っていた。
最初はラノベのような文章の書かれ方に凄く困惑し読み進めずらく、合わない作者だと思ったが、話の流れや内容はよく考えられていて矛と盾がせめぎ合う議論も納得と合理的な結末にたどり着いた。
アニメ化を狙っているのではないかと思わんばかりの文体だが、ぜひアニメ化するならして欲しいと思う。
読み始めと読み終えた時の文体に関する感覚が変わり、いつの間にか一人一人のキャラクターに愛着を持っていた。こういった文体もありかもしれない。 -
井上真偽先生の『その可能性はすでに考えた』読了しました。
理屈や論理がややこしてく、結構読むのに時間がかかりましたが、つまらなくはなく面白かったです。
奇跡を証明する為に、可能性を否定していく物語。
私的には斬新で楽しめました。 -
奇蹟を追い求める探偵と探偵事務所に融資してる中国人女性の物語
ある不可解な事件を追っていく
仮説と反証を繰り返していくのだがやや展開が単調かもしれない
まあまあ面白かったです -
不可能を証明するために、可能性を潰すっていう前提がミステリの中で読んだこと無くて面白かった
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想像した以上にファンタジーなミステリー小説だった。
取ってつけたようなキャラクターと「可能性」という名のとんでも推理が矢継ぎ早に登場する展開には、正直言っていまいちノることができず。
対決相手から助手まで、人物がいちいち現実離れしているせいで探偵の凝った造形も薄まってしまっていた。唯一まともそうな依頼人の振る舞いもやっぱり芝居がかっていて面映い。
しかしながら、終盤に披露される「可能性」は、それらを帳消しにする美しさと慈愛に満ちており、確実に胸に迫るものがある。
魅力的な謎とアイディアの豊富さという面でも優れたミステリーであることは間違いない。
それだけに、前中盤の展開はもっとシリアスな内容であって欲しかった。最後とコントラストをつけたかったのだろうけど、荒唐無稽で咬ませ犬感が大きい推理の中にひとつくらい「これはあり得るかも」という仮説があったら。
続編に期待。