ダーリンの東京散歩　歩く世界 [Kindle]

著者 : 小栗左多里 トニー・ラズロ

• 小学館 (2018年1月27日発売)

感想・レビュー・書評

[かりうささんの感想 · 2024年4月6日]

久しぶりの小栗さんエッセイ。
日本についての著作は珍しい。

普段何気なく行き来している東京をトニーさん小栗さん夫婦の視点から見ることができます。
浅草から始まり、日本橋、銀座、新橋などなど…
日本文化を発信する場所、老舗料亭や歴史的建造物について、実際に訪れたレポがつらつら。
トニーさんが博識で語学マニアなので、たまに出る雑学が興味深かったです。

・日本橋にある有名な「日本橋」の看板は徳川慶喜が書いたもの
・三越銀座の前にあるライオン像は、ロンドンのトラファルガー広場にあるライオン像がモデル
・ラムネはレモネードが、サイダーはシードルが訛ったもの
・新橋駅のモデルになったのは、ドイツベルリンのS-Bahn Hackescher Markt（ハッケシャーマルクト）駅だと言われている

著者プロフィール

岐阜県生まれ。漫画家。夫のトニー・ラズロ氏との日常を描いた大ヒットコミックエッセイ「ダーリンは外国人」シリーズ、英語と日本語の不思議や違いを描いた「ダーリンの頭ン中」シリーズ(共にKADOKAWA)の他、「大の字」シリーズ(ヴィレッジブックス)、『ダーリンの東京散歩　歩く世界』（小学館）など、作品多数。翻訳は本書が初めて。

「2020年 『まざっちゃおう！』 で使われていた紹介文から引用しています。」