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感想・レビュー・書評
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上巻のポル・ポト政権時代から一気に時代が飛んで下巻では近未来が舞台になる。舞台が未来といっても、そこまで現在の世界からテクノロジーが進んでいるという程でもなく、SF的ガジェットとして出てくる「チャンドゥク」も現在のVRゲームの延長線上にありそうなものに感じる。ムイタックとソリヤそれぞれの子供たちも登場し、それぞれの道を進むムイタックとソリヤが描かれる。ソリヤは不正のないカンボジアと作って「ゲームの王国」を達成しようとし、ムイタックは身内を殺された復讐のためにチャンドゥクを開発する。最終的に二人は子供の頃にやったゲームの続きがやりたかったんだ、という幕引きなんだろうけど、そのために二人はとてつもない遠回りをして、多くのものを失ってしまっている。そういう意味では、「いつまでも無邪気な子供のままではいられない」ということなんだろうか。
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子供の頃遊んだ人たちはどうしてるだろうか。あのころゲームで遊んだ楽しさは今も輝いている。
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