遺伝子―親密なる人類史(上) (早川書房) [Kindle]

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  • 人がいかにして遺伝子を解明し、利用してきたのかを解説した本。例によってアリストテレスあたりから始まり、メンデルとダーウィンから本格的な研究が開始される。現代だと、遺伝子の存在は知られていて当然という感じだが、こうして時系列順に見ていくと、この何十年かで一気に進んだと言える。

    俺的には遺伝子そのものよりも、発見や発想が同時多発敵に起きることの方が興味深かった。人類の進歩とは、特定の天才によって起きるのではなく、各種条件が整ったことで起きるのだと、改めて確信した。

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著者プロフィール

シッダールタ・ムカジー(Siddhartha Mukherjee)
がん専門の内科医、研究者。著書は本書のほかに『病の皇帝「がん」に挑む——人類4000年の苦闘』(田中文訳、早川書房)がある。同書は2011年にピュリツァー賞一般ノンフィクション部門を受賞。
コロンビア大学助教授(医学)で、同メディカルセンターにがん専門内科医として勤務している。
ローズ奨学金を得て、スタンフォード大学、オックスフォード大学、ハーバード・メディカルスクールを卒業・修了。
『ネイチャー』『Cell』『The New England Journal of Medicine』『ニューヨーク・タイムズ』などに論文や記事を発表している。
2015年にはケン・バーンズと協力して、がんのこれまでの歴史と将来の見通しをテーマに、アメリカPBSで全3回6時間にわたるドキュメンタリーを制作した。
ムカジーの研究はがんと幹細胞に関するもので、彼の研究室は幹細胞研究の新局面を開く発見(骨や軟骨を形成する幹細胞の分離など)で知られている。
ニューヨークで妻と2人の娘とともに暮らしている。

「2018年 『不確かな医学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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