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感想・レビュー・書評
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BLとしてだけではなく、読みものとして非常に素晴らしかったです。
この作品の素晴らしさをネタバレ無しで語るのは難しく...
あらすじ↓
七年前に姿を消した恋人・三希を忘れられずにいた滝本は、転居先で三希と同じ顔をした透と出逢う。
実は透には人に言えない過去があり……?
また一つBL界隈の名作小説に出会えて良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多重人格の主人公・透と別人格の三希。
そして三希に導かれるように、透と出会った遼一。
これはどうなるの!?と、途中からハラハラしながら一気に読みました。
私が読んだ安西先生の作品で、一番切なかったように思います。
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物語序盤はなんの変哲も無いような、ちょっと読む気がいまいち出てこないような主人公の日常。新聞配達をしている百合原透(33)。綺麗な顔立ちなのに内面からくるおどおどしたようなはっきりしない態度に感情移入も出来ずなかなか読み進められなかった。しかし、滝本遼一(31)の出番から徐々に面白くなってきた。百合原のおどおどした態度にイライラしている滝本にわかる~と思いつつ、百合原の顔が過去に付き合っていた恋人で後に失踪した三希にそっくりという事実が。これはこういう展開かなあ~ありがちな…と予想を立てていると、見事に大外れだった!!!面白い!!!
百合原の壮絶な過去が出てくるけれどふんわりと説明されるだけで気持ち的に悪くならず読み終えられるので良かった。滝本にも色々と冷遇される過去があったけれど、三希のおかげで救われていた。
そんな元恋人にそっくりな百合原を相手にシリアス展開まっしぐらなのにとある重大な事実を先に提示されてるのもあって読者側はもうハラハラドキドキ。靴下脱いじゃう所であっ!!!となったり。
このお話はネタバレなしでは感想が言えない。けれどネタバレ完全に無しで読んで欲しい。序盤ののんびりしてた雰囲気が嘘の様にどんどん引き込まれて、どうなっちゃうの!?結局三希と百合原どうするの!?とかもう色々思いながら最後まで一気に駆け抜けます。
終わり方がとても良くて、三希が好きな私はこの結末に満足出来ました。 -
安西リカ
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重たい。
けど読ませる作品です。
安西リカの作品
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