桜の下で待っている (実業之日本社文庫) [Kindle]

  • 実業之日本社 (2018年1月23日発売)
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みんなの感想まとめ

人とのつながりや再生をテーマにした物語が描かれています。桜前線と共に北へ向かう新幹線の中で繰り広げられる5つの物語は、緊張や悔恨、わだかまりといった感情を抱えた登場人物たちが、待つ人と出会うことで心の...

感想・レビュー・書評

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  • TLで見かけ気になってた作品。桜前線と共に北へ向かう新幹線から始まる5つの物語。緊張、悔恨、わだかまり。それらを帯びていた皆の顔がそこで待つ人と会い何かを得、解き放ったことで春の陽光を浴びたような暖かなものに変わってゆく。待つ人がいるっていいな。

  • 一人暮らしの祖母を助ける孫。結婚の挨拶に向かう男女。法事で久々に帰省する男。
    各々のふるさとと物語を、新幹線は繋ぐ。


    この手の短編集は大抵どこかで登場人物が繋がっていて、オムニバス形式になることが多いのだが、この本で明確に繋がりがあるのは四話と五話のみ。一話~四話が桜の花で、それらを繋ぐ幹のように五話が存在する印象を受けた。
    四話終了の段階ではばらばらな短編が、五話のさくらの言葉で綺麗にまとまる感じ。

    誰にでもどこにでもあるようなエピソードではあるが、丁寧な心情描写と、作風にしっくり馴染む比喩が好み。

  • わたしの場所を、わたし自身の中にもつ。
    彩瀬さんの言葉って、いつもわたしをふわっと軽くさせてくれる。

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著者プロフィール

1986年千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。16年『やがて海へと届く』で野間文芸新人賞候補、17年『くちなし』で直木賞候補、19年『森があふれる』で織田作之助賞候補に。著書に『あのひとは蜘蛛を潰せない』『骨を彩る』『川のほとりで羽化するぼくら』『新しい星』『かんむり』など。

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