福岡市が地方最強の都市になった理由 [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 福岡行くついでに読んだ。

    福岡は食べ物が美味しいイメージしかなかったけど、
    空港から博多までのアクセスのしやすさ、新しいビルや商業施設が次々に開発され、住みたい街ランキングでも1位なんだとか。

    水資源もないのに工業都市目指して失敗して偽札作って政府からそっぽ向かれたりして、まじどうしよってなった結果情報技術やサービス業の方に目を向けたのが結果として良かったんだな。





  • プロスク1週目。参考になる点多い。

  • 様々な不利な環境を持っている福岡市が、過去の偉人達の功績により最強都市になった、というのをわかりやすく、ひもといている本ですね。国がやる政策に従うと大抵失敗するという事が書いてあり、確かにその通りだなぁ、と感じたりもしました。

    福岡市の今の市長も税収を伸ばしているとの事だし、こういう活力がある街に住むと楽しそうだな、と感じたりもしました。

  • 福岡に関して高評価な面が多く書かれています。しかし、ちゃんと最後は課題についても書かれていますし、福岡市発展の歴史も記載されていて、人口減少社会で地方都市はどのようにあるべきかの指針が示されていると思いました。
    直近の人口増に関しては、過去の取り組みが活かされていることと、福岡市の魅力の認知もあると考えますが、九州新幹線の整備による熊本・鹿児島方面からと衰退気味の北九州からの人口流入という側面も強いでしょう。
    そこからさらに発展していくうえでの舵取りはこれまでもよりも難しくなるでしょうけど、うまくいけばアジアの中でも注目される都市になれるかなと。
    大学の国際競争面での弱さを本の中でも指摘されてましたが、九大が糸島キャンパスを新設しています。新しい施設を活かして国際的な若い人材の獲得を目指して、大学のブランド価値を上げていくことも必要なのかなと思いました。

  • 過去の打ち手の結果としての福岡市を分析。

    著者の主張の裏打ちとしてストーリーラインされているところもあるが、歴史、経緯、人物を知ることができる。

    ・制約は新たな戦略を考えるチャンス
    ・新技術を味方につけて社会構造変革、ゲームチェンジを先取る
    ・民間資本による尖った事業

  • 福岡市は良いよん…(`・ω・´) (大学が福岡だった人)
    福岡市が今良い感じなのは過去の様々な取り組みと、決して有利な場所では無いなかでそれに適応してきた蓄積が今生きているのかなあと思いました。しっかりと調べ上げた上で書かれた本だなあということもわかるので、1つの都市の研究の本としても読めそうです。月刊「地理」で誰かレビューしてくれないかな…。

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著者プロフィール

木下斉
1982年生まれ。高校在学時からまちづくり事業に取り組み、00年に全国商店街による共同出資会社を設立、同年「IT革命」で新語流行語大賞を受賞。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。08年に設立した熊本城東マネジメント株式会社をはじめ全国各地のまちづくり会社役員を兼務し、09年には全国各地の事業型まちづくり組織の連携と政策提言を行うために一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンスを設立。15年から都市経営プロフェッショナルスクールを東北芸術工科大学、公民連携事業機構等と設立し、既に350名を超える卒業生を輩出。20年には北海道の新時代に向けた「えぞ財団」を仲間と共に発足している。また内閣府地域活性化伝道師等の政府アドバイザーも務める。著書『稼ぐまちが地方を変える』『凡人のための地域再生入門』『地方創生大全』等多数。

「2021年 『まちづくり幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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