世界のなかで自分の役割を見つけること――最高のアートを描くための仕事の流儀 [Kindle]
- ダイヤモンド社 (2018年3月7日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・電子書籍 (184ページ)
感想・レビュー・書評
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あんな絵を描く人はどんなことを考えてるのだろうと気になって読んでみました。出だしから霊的なものを強く意識する描写が多く読み切れるか心配でしたが、しっかり常識のある方だと読んでいてわかりました。その上で独特の価値観を持ち合わせてそれを貫いていける強い精神を感じました。
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実はワタシもコレクターです
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『世界のなかで自分の役割を見つけること――最高のアートを描くための仕事の流儀』(小松美羽著/ダイヤモンド社)vol.459
http://shirayu.com/blog/topstory/inovation/6979.html -
自分がやりたいことをやって、日々を充実した気持ちで過ごす。
多くの人は、「そんな人生を送っていきたい」と思うのではないかと思います。
それでも、特に芸術や学問の分野などでは、“やりたいこと”と、“生活のために必要なこと”の狭間で、悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
この本は、現代アートの分野で活躍している、新進気鋭のアーティストによる一冊。
題名にも興味をそそられて、読んでみることにしました。
長野県の、自然の残る環境で生まれ育った著者。
他の人には見えないものが見えていた、という少女時代。
「絵を描くのが好き」という純粋な理由で、遅まきながら美術の道に進むことに決めた10代後半。
チャンスに恵まれない中で、自分が見た(夜に見る)夢を信じて書き続けた20代前半。
執筆時点で30代前半という著者が、自らの半生を振り返る形で、話が展開していきます。
特に前半部分は、著者の感受性の強さ、思い込みの強さが、印象に残りました。
しかしその中には、「自分がやりたいことは何か?を見定め、その道を突き進む」という、自己啓発分野での重要ポイントが見いだせるかと思います。
そして芸術家として認められるようになってからは、人とのつながりを大切にする著者の姿勢が、ステップアップにつながった大きな要素だったのかなと、受け取りました。
感性の強さで頭角を現した著者が、アート業界の構造を理解し、次に何をやるべきか?を見極めて進んでいっている、という点も参考にすべきだと思いました。
本を読み終えて、著者個人に対しては“感じる強さを持ち、それを表現できるアーティスト”という面に加えて、“自己の立ち位置を分析し、年度計画を立てて舵取りしている起業家”という面を持つ、「ハイブリッドな芸術家」という印象を持ちました。
著者自身が書いているように、著者の作品を好きか嫌いか、理解できるかできないかは、人によって別れるかと思います。
しかし本書で書かれている、自らの人生に対する取り組み方は、年代性別国籍、芸術への関心の有無を問わず、参考になる部分があるのではないか思います。
笑顔でお尻を叩いてもらったような、そんな気持ちにさせてもらえた一冊でした。
『日本美術の歴史』辻惟雄
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4130820869
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著者プロフィール
小松美羽の作品
