ノクターナル・アニマルズ/夜の獣たち ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

監督 : トム・フォード 
出演 : エイミー・アダムス  ジェイク・ギレンホール  マイケル・シャノン  アーロン・テイラー=ジョンソン  アイラ・フィッシャー  エリー・バンバー  カール・グルスマン  アーミー・ハマー  ローラ・リニー 
  • Happinet
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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988102654382

感想・レビュー・書評

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  • よく分からん...でも面白くて、ドキドキしながら最後まで見られました。
    観賞後ネット上で様々な方の解釈を読みましたが、これぞ完璧!といったものに出会えず、一筋縄ではいかない作品だなと思いました。
    公式サイトの著名人コメントが一番興味深かったです。

    一度も出てこない『現在のエドワード』の‘不在の存在感’が強烈に印象に残ります。
    昔の彼を演じたジェイク・ギレンホールの‘あの目’があったからこそだと思います。
    観客は主人公と一緒に彼に絡め取られていく。
    ラストのエイミーの演技にはゾクゾクしました。

    お気に入り俳優のマイケル・シャノンが良い演技をしてて大満足でした。

    映像も演出も美しく野心的で見応えあります。

    原作読んでみたいな。

  • 映像は美的、構成は知的で、とてもハイセンス。冒頭から強烈で度肝を抜かれてしまいます。3層構造のドラマは、小説部分が不条理かつ暴力的で、現実シーンが霞むほどです。画廊のアートに記された”revenge”のメッセージ、小説の標題「夜行性動物」は彼女のあだ名です。読み進めるほどにスーザンの心を引き寄せられるよう計算された小説。待合せの高級レストランに彼は現れません。でも、今の彼女なら新しい一歩を踏み出すことでしょう。

  • スーザン(エイミー・アダムス)は夫とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワード(ジェイク・ギレンホール)から、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。才能のなさや精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか?と思いながら観ていたら ところどころに ヒントがあり
    「revenge」と書かれたポスターが貼ってあったり 車のポスターや敵対する男同士のポスターや 色やファションも美しく 流石にファションマスターとも言える監督 トム.フォードの手腕が光ってましたね。小説の世界と現実の世界を
    上手く交じり合わせて面白く捉えられてた。

  • 美術関係の仕事をするヒロイン女性が蒐集した美術作品の悪趣味さが見ながらずっと気になっていた(オープニングの悪趣味さといい)、これは本作の伏線になっているのだろうと。
    結末を見るにつけ、その悪趣味が悪意に変貌したのでぞっとさせられた。コミュニケーション拒否をあえて宣言するような映画だった。

  • 原題:NOCTURNAL ANIMALS (2016年) ※2017年
    収録時間:116分

    最近忙しく映画観れてなかったので、久々に。
    普通に観る分にはつまらなくはないんだけど、恐らくこの映画、観たまんまじゃないよなぁ…何か私が解ってないだけであるんだろうなぁと思ったのでネタバレを見た。
    うん、分かっていなかった(笑)
    でも多分理解出来ない人の方が多いと思う。
    理解というよりは、読みとると言った方が良いか。

    “『シングルマン』のトム・フォード監督によるサスペンス。アートギャラリーのオーナー・スーザンの下に、20年前に離婚した元夫・エドワードから自作の小説が送られてくる。その内容に非凡な才能を感じたスーザンは、再会を望むようになるが…。”

  • NOCTURNAL ANIMALS
    2016年 アメリカ 116分
    監督:トム・フォード
    原作:オースティン・ライト『ノクターナル・アニマルズ』(旧題『ミステリ原稿』)
    出演:エイミー・アダムス/ジェイク・ギレンホール/マイケル・シャノン/アイラ・フィッシャー/エリー・バンバー/アーロン・テイラー=ジョンソン/アーミー・ハマー/ジェナ・マローン
    http://www.nocturnalanimals.jp/

    スタイリッシュな豪邸に住み、イケメンの夫(アーミー・ハマー)と現代アートのギャラリーを経営するスーザン(エイミー・アダムス)のもとに、19年前に離婚した元旦那エドワード(ジェイク・ギレンホール)から小包が届く。中身はエドワードが書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」の校正原稿。出張と称して浮気中の現旦那との仲が冷え切っているスーザンは、その原稿を読みながら、エドワードとの出会いを回想する。しかし小説の内容は凄惨なもので・・・。

    まずオープニングには度肝を抜かれました。フリークスめいた巨体・肥満のヌード女性たちが赤いカーテンの前で怪しいダンスを繰り広げる様子が次々映し出され、まるでツインピークス。実はこれ、主人公スーザンのギャラリーでおこなわれている前衛アート展示なのですが、全体的に、大したことは起こっていないのにとにかく不穏な空気だけがムンムンしている雰囲気がデヴィッド・リンチぽい。実は意外と地味な内容を、思わせぶりな演出だけで怪しく美しく仕上げてあるのは上手いと思った。

    エドワードがスーザンに送ってきた小説と、スーザンの日常&回想が交互に進む構成もスリリング。スーザンが読みながら脳内でイメージ化した映像という設定からか、小説の主人公は作者であるところのエドワード=ジェイク・ギレンホール自身が演じており、そのことから起こる混乱。これは過去に実際に起こったことなのか?この事件が二人の離婚の原因?しかし主人公の妻役はスーザン=エイミー・アダムスではない。また小説内の夫婦にはティーンエイジャーの娘がいるが、二人の離婚が19年前ならこんな大きな娘はいなかったはず。そして何より、スーザンはまだ生きている。

    小説の中の家族は、旅行にいくため夜のハイウェイをドライブ中、アオリ運転をしてきた変なヤカラに絡まれる。このくだりのリアリティ、とても気持ち悪くてぞわぞわする。どう考えても悪いことしか起こらない。案の定、三人組の男たちは妻と娘を連れ去り・・・。残された夫は、刑事(見た目は西部劇の保安官)と共に、犯人を見つけ出して復讐を遂げる。言葉にしてしまえばそれだけの、ありふれた復讐劇。マッドマックス風に痛快にまとめることも可能だけれど、とにかく終始、いや~な感じがつきまとっている。協力してくれる刑事さんはとても良い人ではあるが、次第に狂気じみてくるし。

    エイミー・アダムスは、最初の登場シーンではすごい厚化粧の怖い顔のオバサンで、誰!?状態なのだけど、大学生時代、結婚前のエドワードとの回想シーンでは、いつものキュートなエイミーに戻ってホッとする。これこれ、こっちが皆の知ってるエイミー・アダムス。裕福な家庭で育ったスーザンは、母親の反対を押し切って、貧乏で作家志望のエドワードと結婚する。しかし最初は魅力であったはずの夢を追うエドワードの姿は、結婚という現実の前では単なる生活力のないピーターパン男。スーザンはエドワードに無断で妊娠中絶後、彼を捨てて現在の夫と再婚する。

    小説の主人公が妻と娘を守れなかった自分の弱さを悔いていたように、現実のエドワードはスーザン(と彼女が中絶した子供)に対して自分の弱さ、不甲斐なさを悔いているようにも思える。けれど妻と娘がレイプされて惨殺されるという内容自体は残酷で、スーザンに対する嫌がらせ、復讐とも受け取れる。

    ラストシーン、待ち合わせに現れなかったエドワードは、小説が主人公の死で終わることと照らし合わせれば、すでに死んでいる(自殺している)ようにも思える。しかし、スーザンへの当てつけに自殺するには19年は時間が経ちすぎているし、たしかにエドワードはスーザンに残酷な形で捨てられ大変傷ついただろうけど、19年間ずっと恨み続けるのはちょっと大袈裟だ。それほど愛していた、と言われてもちょっと困る。スーザン自身も裕福だが幸せではない現在。端的に言えば男女の擦れ違いから起こった悲劇のひとつにすぎず、どんでん返しもとくになかったので、ラストは肩すかしのあっけなさ。

    まあ未練がましい男の執念をここまで不穏に描いてみせた、という意味ではとても凄い映画だったと思う。

    余談だけど小説内娘役を演じたエリー・バンバーがとても可愛かった。『高慢と偏見とゾンビ』で末っ娘リディア役だった子だったとは。あと個人的にライアン・ゴズリングとジェイク・ギレンホールをちょいちょい混同してしまうのだけど、並べたら似てないのになぜか脳内で2人がいっしょくたになってしまう。『ラースと、その彼女』がライアン、『ドニー・ダーコ』はジェイク、『ドライヴ』はライアンだけど、『ナイトクローラー』はジェイク、『ラ・ラ・ランド』と『ブレードランナー2049』はライアン、『ブロークバック・マウンテン』はジェイク・・・ああやっぱり混乱してきた(苦笑)

  • 異なる作品を2本同時に観たかのよう。
    冒頭の映像で一気に引っ張り込まれて、絶えず現代美術館の中を歩いているようだったし、乾いた土の上を歩き続けた感覚もある。

    ずっと気持ちが張り詰めていた。

    驚いて体を震わせた瞬間は、ベビーベッドの映像を見る場面。心臓に悪い。笑
    個人的には、一晩中あの声のトーンのマイケル・シーンと話し続けたいです。

  • 「ノクターナルアニマルズ」https://imdb.com/title/tt4550098/ 観た。おおおよかった。トムフォードだったのか。相変わらず画面の色味と質感が半端なく美しいし絵画やアート作品もばんばん出てくるので美術展へお出かけできない昨今の目の保養にうってつけ。話も行間たっぷりで語りきらずなところが好き(おわり

  • これは復讐の物語だと思う。

  • みんな大好きジェイク・ギレンホール

  • 入れ子構造がなかなかユニークな映画。ジェイク・ギレンホールが描いた小説がかなり鬼畜なので、なんともイヤな気分になります(アーロン・テイラー・ジョンソンがゲスすぎる)。ただこの話が現実とどうつながるのかがよくわからなず、「小説では自分のことしか書けない」と言っているからこの話の登場人物はすべて彼の分身なのだとは思いますが、それにしても釈然とはしません。なんで彼は待ち合わせ場所に現れなかったんでしょう。

    ちなみにエイミー・アダムスは疲れきったアラフォー女(?)の役なんですが、回想シーンの若い頃の彼女はすごく可愛いくて、女優ってすごいなと。

  • ある日アートディレクタースーザンの元に、別れた元夫エドワードから小説の草稿が送られてくる。スーザンに捧げられたその小説は、読み進めずにはいられないものの不穏な内容で…。
    エドワードの小説と現実世界の話がパラレルに進む形式。小説と現実世界には類似している点がたくさんあるが、小説のどの登場人物が現実世界の誰を表しているのか、エドワードはどういう意図で小説を書いたのか、見る人によって様々な解釈の仕方が出てきて面白い。

  • これは、"REVENGE"復讐の物語。
    ジェイク・ギレンホールのお目目は良い。
    「君の瞳はすてきだ」なんて、褒めるひと、そういえば出会ったことないな。
    温度の低い映画だった。フィクションである本の中身の方が現実的な描写がされてたな。皮肉だ。

  • オープニングの映像に驚かされる…アート作品としての位置ずけなんだけどね。見苦しくてキツイ…(笑)
    エイミーアダムスも売れっ子だけど、良くも悪くもどの作品でもエイミーアダムスでしかないね。余り演ずるキャラクターに寄せて演技するってのが苦手なのかな?
    それとも30~40代で普通っぽい大人の女を演じさせるのに都合のいいタイプなのかな?結構色んな作品で観てきてますが、彼女はコレって印象が残る役はまだ無いですね。
    一方のジェイクは作品ごとに全く違う人間になっちゃうほどで、これぞ役者って感じですよね。さぁ本作はどんな物語なのかな〜
    電波も届かない灯りもない何もない広大な砂漠の国道で出会うモノや人が如何に恐怖に満ちた存在であるかよく分かるね。アマゾンのジャングルで黒豹と出会ったり、アフリカのサバンナでライオンに出会うレベルと同じくらいだよ。そこは正しく無法地帯であって、人が人でない存在に見える場所。そんな只中だと何かに出会う事自体が締まりくる死の恐怖を感じさせるんだな〜ホント怖い…
    最悪の結果が痛々しい…
    若かりし二人の会話がとても良いですね。
    二人とも頭が良くて表現が豊かで戦略的で魅惑的です(^。^)

    行きずりの圧倒的な暴力なのに
    それが法で裁けないのなら
    米国建国の理念に沿った目には目をという
    手段で復讐を遂げても構わない…
    あの時…と悔いて生きて行くくらいなら
    法を度外視しても構わない…
    「復讐する権利」というものが嘗て日本でもあったと聞いたことがある。個人的にはそれを行使する事を否定しない。
    復讐とはある意味純粋な行為だと思う…
    ただ彼が最期に言った台詞を噛み締めると
    自分の行為を正当化して良いのかどうか葛藤があって当然だと思う。それは事を成就した後自分が真っ当な人間として日常へ戻れるのか?が分からないからじゃないだろうか…

    エイミーもジェイクもシャノンもずっと悔恨を湛えた眼をしているのが印象的でした。
    悲しい物語…人それぞれの刹那刹那の選択が人生を変えていくですね。キツイですね…

  • アートギャラリーのオーナーとして経済的に成功したスーザンの元に、20年も前に別れた元夫エドワードから自作の小説の原稿が送られてくる。小説と自分の過去が交錯してスーザンの心を乱す。

    小説を読みながらスーザンが心の中で映像化したそのキャスティングは必然的に自分とエドワードになる。そのために小説と現実の境目が曖昧になっていく。

    監督自身の言葉によると、悲しいラストの解釈は私が感じたままで正解だったようだ。その解釈へと導く伏線もあちこちにあった。

    オープニングの映像はなかなかショッキングでグロテスク。見世物小屋と紙一重の現代アート。アメリカでは肥満を「ありのままの自分」として受け入れ社会的にも認めようという動きがあるようだけど、やはり太り過ぎは奇形だと思う。

    昨日観たばかりのシェイプオブウォーターで冷酷なストリックランドを演じていた俳優さんが、こちらでもなかなか怖そうな警部役で印象深かった。

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