シェイプ・オブ・ウォーター オリジナル無修正版 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

監督 : ギレルモ・デル・トロ 
出演 : サリー・ホーキンス  マイケル・シャノン  リチャード・ジェンキンス  ダグ・ジョーンズ  マイケル・スタールバーグ 
  • 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2018年6月2日発売)
3.77
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本棚登録 : 253
レビュー : 49
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988142372314

感想・レビュー・書評

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  • 楽しみにしていたトロっち(ギレルモ・デル・トロ監督...)アカデミー賞受賞作。
    絶対好きなんだろうなあ、という、やめたほうがいい謎の確信をなんとか抑えつつ鑑賞。
    結果、やっぱり好きな映画になってしまった...。

    いろいろなおとぎ話をイメージさせるような物語、古き良きB級映画へのオマージュを散りばめ、監督がこだわりつづけている‘異形のもの’への愛を感じさせる映画でした。

    ヒロイン役のサリー・ホーキンスは話せない役。
    だからなのか、全身からエネルギーがほとばしるような演技。喜びも悲しみも怒りも、そして悦びも。超美人ではないけれど上品な顔立ちだと思います。彼女の操る手話はとても美しい。
    彼女の‘ヒーロー’となる‘異形のもの’の造形は『ヘルボーイ』に出てたキャラと似ていますね。そういえば彼も恋をしたんだった。『パシフィック・リム』にも通じるような滑らかな動き。触られるとぽうっと光るところがいいなあ。蛍みたい。いやホタルイカか?
    彼らの敵となるマイケル・シャノン。
    ...爬虫類顔?これは爬虫類VS両生類の対決だったのか(笑)
    ヒロインへの口説き文句がウケた。ある意味とても不器用な人なのか。
    人に言えない秘密を持つヒロインの親友、リチャード・ジェンキンズ。いい人過ぎない、いい人感がほっこりさせられた。

    まさしく大人のお伽噺。
    ラストまで映画の世界に浸れました。

  • とても観たかった映画 個人的にも好きな系統の映画だったし アカデミー賞とる前から注目していたが 映画館で観たかったけど 残念ながらDVDでの鑑賞になってしまった 前評判も良かったから期待し過ぎて外れたら嫌だなぁと思ってましたが、そんな心配は要らず とても感動したし、いい作品でした。寓話であり まるで お伽話のような 舞台も時代も小物や歌も素敵で絵本の中の世界もあるけど ラブストーリーしかも 大人のラブストーリー 映画のジャンルでラブストーリーは苦手だったけど…これは純愛 true Loveだった

    ギレルモ・デル・トロが監督
    1962年、冷戦下のアメリカ。政府の極秘研究所で清掃員として働く女性イライザは、研究所内に密かに運び込まれた不思議な生き物を目撃する。イライザはアマゾンで神のように崇拝されていたという“彼”にすっかり心を奪われ、こっそり会いに行くように。幼少期のトラウマで声が出せないイライザだったが、“彼”とのコミュニケーションに言葉は不要で、2人は少しずつ心を通わせていく。そんな矢先、イライザは“彼”が実験の犠牲になることを知る。
    サリー・ホーキンスがイライザ役で主演を務め、イライザを支える友人役に「ドリーム」のオクタビア・スペンサーと「扉をたたく人」のリチャード・ジェンキンス、イライザと“彼”を追い詰める軍人ストリックランド役にマイケル・シャノン。
    「彼は不完全な私じゃなく ありのままの私を見てくれる」
    という 半魚人に恋するイライザ自身 姿かたちじゃなく本物の愛を見つけたんだなぁって 映画を観ながら応援してしまった…不思議な生き物を実験の物として扱う軍人達に暗い雰囲気に包まれ不安な気持ちで観ていたが ハッピーエンドで終わって本当に良かった
    そして ラストの詩
    「あなたの姿がなくても
    気配を感じる
    あなたの愛がみえる
    愛に包まれて私の心は優しく漂う」
    詩が流れて 思わず 涙してしまいました。

  • 「人魚姫」の話が悲しすぎるので、いつか人魚姫が救われる話を読みたいと思っていた。
    本作はいわば、人魚王子が声を失った人魚姫を救い出す話。冷戦期アメリカのあらゆるしがらみ、資本主義的ヒエラルキー、人種差別、ソ連との対立……ともかくめんどうくさいしがらみをくぐり抜けて人間(女性)が人魚に戻るまでの物語。その橋渡しをするのが映画館。というのもすばらしかった。
    そうだよな。人魚姫を不幸に陥れたのが映画ならば、人魚姫を救うべき責任があるのもまた映画だったのだよな。

  • THE SHAPE OF WATER
    2017年 アメリカ 124分
    監督:ギレルモ・デル・トロ
    出演:サリー・ホーキンス/マイケル・シャノン/リチャード・ジェンキンス/ダグ・ジョーンズ/マイケル・スタールバーグ/オクタヴィア・スペンサー
    http://www.foxmovies-jp.com/shapeofwater/movie/

    1962年アメリカ。「航空宇宙研究センター」で清掃員として働くイライザ(サリー・ホーキンス)は耳は聞こえるが喋ることができない。映画館の上のアパートで暮らし、親友は同じアパートに住む画家でゲイのジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)と同僚の黒人女性ゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)。

    ある日研究センターに新しい研究対象とホフステトラー博士(マイケル・スタールバーグ)、警備の軍人ストリックランド(マイケル・シャノン)がやってくる。彼らの研究対象はアマゾンで発見され地元では神と崇められていた謎の半魚人(ダグ・ジョーンズ)。暴力的で威圧的なストリックランドの指を噛みちぎり理不尽な暴力に晒されるこの生物に同情と興味を覚えたイライザはこっそり彼と交流を試み、いつしか互いに心を通わせるように。しかし生物が解剖されることになり、イライザはなんとか彼を逃がそうと試みるが・・・。

    時代背景がはっきりしているにも関わらず、なぜかいつどこともしれないおとぎ話感。自分自身が生きていない時代の話だからかもしれないけれど、映画館やモノクロテレビから流れるミュージカルはノスタルジックだし、部屋のインテリアはレトロ可愛く、セットだけ見れば『アメリ』を見る気分と大差ない。米ソ冷戦時代という現実もありつつ、たとえば極秘機関の極秘研究のわりに警備態勢が杜撰なところなど、このおとぎ話的世界観のおかげでツッコミを入れる気がなくなるのは利点。

    障害を抱え、けして若くも美人でもないけれどチャーミングで少女っぽさのあるイライザは『ダンサーインザダーク』のビヨークの姿と何故か重なった。『モード・ルイス』も良かったけど、サリー・ホーキンスはこの手の役が本当に上手いですね。むくわれないゲイ画家、陽気で面倒見のよい黒人女性、オタク気質の博士、どっからみても悪役のマイケル・シャノン等、登場人物たちはある意味ステレオタイプともいえるけれど、そこいらへんも含めておとぎ話の安心感。とはいえエロも暴力もあり、そこがギレルモ・デル・トロとティム・バートンの決定的な違いかもしれない。シザーハンズは触れ合えないからこその崇高さだったけれど、こちらはなんと、ちゃんと性行為が可能なのだ!(びっくり)

    魚人を演じるダグ・ジョーンズは『パンズラビリンス』ではパン役を『クリムゾン・ピーク』でも幽霊の役をやっていたデル・トロ映画のクリーチャ―専門俳優(笑)この魚人、ビジュアルは仮面ライダーアマゾンをH・R・ギーガーがめっちゃリアルに描いたらこうなるかなという感じで、気持ち悪いと美しいの絶妙のバランス。魚人なのにどこか微妙にイケメンに見える不思議。南米になら本当にこういう生物いそうだし、原始的な神の姿はこういうものかもと思わされるリアリティもある。日本だったらこれ魚人じゃなくて河童かな~とかどうでもいいことを考えていたら、ふと大昔に見たカールスモーキー石井が監督した『ACRI』というトンデモ映画(浅野忠信が人魚と恋に落ちて人魚になっちゃうオチだったような)のことを思い出したりもしました(笑)

    ストリックランドはサディスティックで傲慢でものすご~くイヤなやつだけれど、彼は彼で頑張っても出世できない、上官の命令に逆らえない等、それなりに気の毒だなと思う側面もあり。お気に入りのキャデラック壊されたらやっぱり悔しいよね。でもまあ最期はやっぱりザマアミロと思ってしまうけど。そして全くの余談ながら数か月前まで「おっさんずラブ」というドラマに夢中だったせいで、ジャイルズがだんだん吉田鋼太郎に見えてきたり(笑)

    ラストはうん、これしかないだろうなと個人的には予想通りの終わり方。美女ではなくあえて不美人だけれどデル・トロ流の美女と野獣で異類婚姻譚。外見や種族の違いは障害にならないというファンタジー。そのロマンチックさよりもビジュアルだけでも個人的には十分満足。

    • 淳水堂さん
      こんばんは。
      ギンレイ二本とも気になりつつ、日程とれないので諦めていましたが、こちらのレビューで満足しました!
      いつも楽しいレビューあり...
      こんばんは。
      ギンレイ二本とも気になりつつ、日程とれないので諦めていましたが、こちらのレビューで満足しました!
      いつも楽しいレビューありがとうございますm(_ _)m
      2018/08/15
    • yamaitsuさん
      淳水堂さんこんにちは(^^)/

      私なんかのレビューで満足しちゃダメですよう!(>_<)
      こちらこそいつも楽しくレビュー読ませていただ...
      淳水堂さんこんにちは(^^)/

      私なんかのレビューで満足しちゃダメですよう!(>_<)
      こちらこそいつも楽しくレビュー読ませていただいてます!

      シェイプオブウォーター、あちこちで再映してたのですがギンレイでかかるまで我慢して待ってました(笑)お盆のせいか空いていて良かったです。

      先週までやってたグレイテストショーマンもとても見たかったのですけれど、平日から連日満席立見で諦めました・・・ヒット作上映ありがたい反面、混雑するのが辛いところです。
      2018/08/16
  • 俺たちのギレルモ・デルトロが異種愛の入門編をこの世に残してくれた…。「形を変える水は愛を表すのに相応しい」と答えていたデルトロに涙した

  • 町山智浩氏がギレルモ監督に聞いたところ、この映画は子どもの頃に観た『大アマゾンの半魚人』に影響された話(人間を好きになった半魚人は殺されてしまう)で、彼はその頃からずっと異種間の幸せな恋愛を夢想していたのだそうだ。もともと彼の映画にはモンスターに対する愛情が感じられるのでなるほど納得。主人公の女性が若くも美人でもなく、存在にリアリティがあるのがいい(オナニーまでしてしまうリアリティは人を選ぶだろうけれど)
    足を手に入れる代わりに口がきけなくなった人魚姫のお話のようにおとぎ話に落とし込んでいるけれど、実際は現代アメリカのマイノリティ差別を描いており、この辺の生々しさや、リアルな夫婦事情やセックスが描かれていたりとギレルモ監督らしい作品だ。評判がいいからと知らずに観ると拒否反応を示す人が出ても仕方がない。

  • 「浮力」

    醤油や塩や辛味とか
    刺激的な要素が詰まってる
    何故だか全体にまろやかな何かに包まれているように感じます
    まるで重力を感じさせないかのような
    人が人たるが故にその浮力は無くなり深く沈む
    飛び越えればどこまでも自由に漂うことが出来るのかも

  • 情報公開された頃からず~~~っと気になってた作品。人間と人外の絆というものにあまりにも弱くてな…
    ギレルモ監督作品ということで期待大だったので公開初日に朝一で観に行った。田舎なのに結構混んでた。
    そして今更ですがアカデミー作品賞&監督賞受賞おめでとう!(なんかもっと受賞してたような)
    観る人を選びそうな内容なので流石に作品賞は…と思ってたけどとても嬉しい。

    平和な世の中ではなくて何かしらの戦争や政治的な問題が絡んでいて、決して幸福とは言えない人々が登場するのがギレルモ監督らしいなぁと思う。
    「声を上げることができない人々」という意味を映画を観た後で実感できた時は鳥肌が立った。時代や国を考えたらそりゃそうだよね…

    R15指定なのはわかってたけどどの辺りが…って思いながら見始めたらいきなり序盤で中年女性の自慰行為を見せられたのはびっくりした。
    個人的にはすごく好きだし正直見たかったけど、イライザと半魚人の行為については人によっては無理だと感じるんじゃないだろうか。直接的なシーンを出さなかっただけマシなんだろうけど。

    最初のうちはイライザとジャイルズがパートナーなのかと思ってたけど中盤まで彼がゲイだと全然気づかなかった。一緒に観に行った母は何故かすぐ気づいたそうな。
    イライザと半魚人の出会い、よくある童話とかの美しいものではないけれど一目惚れってこういうことを言うのかなぁと思った。
    「彼はそのままの私を見てくれてる」というイライザの言葉、とても心に突き刺さる。これは普通の人間同士ではなかなか難しいことな気がするんだ…
    会話すればどうしても腹の内に抱えるものもあるし、伝えなくてもいいことを言ってしまったりするから、イライザと半魚人の関係ってある意味完成されていると思う。

    最初は怖い風貌だった半魚人がだんだんと可愛いと思えるようになるのは徐々にイライザに心を開いていくからなのかな。
    最早怪物って見てくれだけを指す言葉ではないよね。登場人物の誰が怪物かなんてそれこそ一目瞭然だけど、これは当事者にしか分からないんだと考えると少し悲しい。

    あと妙に突き刺さったのがゼルダと彼女の夫のやりとり。
    ストリックランドに追い詰められて、夫が口を割ってしまう。普段はゼルダの手伝いもしないしお礼も言わない典型的な亭主関白な夫がゼルダを助けた…ともとれるシーンだけど、何て余計なことを!と誰もが思う。
    「普段肝心なことは何も言わないくせにこういう時だけどうして口を挟むの」(うろ覚え)という言葉、もしかすると世の中の夫婦やカップルにも結構当てはまることなんじゃないだろうか…

    なんとなくイライザも半魚人も死んでしまうのかな…と映画を観る前は思っていた。
    水の中でやっと結ばれた演出がもう最高に美しい。イライザに元々あった首の傷、エラのように見えてたんだけど、半魚人による蘇生で本物のエラになったような気が…?
    半魚人がイライザの死体を持ち帰ったと解釈するも、半魚人によってイライザが生き返って水の中で呼吸できるようになって二人で暮らす、というのもいいと思う。
    どちらともとれるけどあくまでも種族の違う二人だからな…周りから見たら悲劇かもしれないけど二人にとってはハッピーエンドなので素敵なメリバ作品だと思う。

    私はすごく好きだけど人にはおすすめしにくいかもしれない。

  • 素晴らしい色調に造形。
    久々にデルトロ監督らしい雰囲気を醸し出した秀作で大満足でした。

    夜道でいきなり会えば失神してしまいそうなデザインのチャーリーもまぁ愛らしく見えること。

    ただこの作品の最後には名作「パンズラビリンス」と同様の何方とも取れる幕切れが…

    私的にはあれはバッドエンドにしか取れません。
    だからこそあの水中シーンが悲しくて仕方がありませんでした。

    オススメの作品です。
    (ただしオスカーを取ったとはいえ人を選ぶ作品です)

  • 古くもあり、新しくもあり、幻想的な緑色に彩られた美術はさすが。微妙な年齢の主人公と、微妙な役所の登場人物たちが、不思議なSF物語を紡ぎ出していく。冒頭の水中の部屋のシーンから前半は惹き込まれた。けど、中盤からはよくある『ET』や『のび太の恐竜』的な脱出劇の域を超えられなかった。R指定にした以上、もっと異生物間の恋愛にフォーカスした方が哲学的になり得たんじゃないかな。結末を勧善懲悪で簡単にまとめてしまったのも、傑作『パンズラビリンス』比するともったいない。半魚人のデザインはジョジョのスタンドっぽくて格好良かった。☆3.5

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著者プロフィール

●ギレルモ・デル・トロ[序文]…『パンズ・ラビリンス』、『ヘルボーイ』、『パシフィック・リム』の監督を手がけて高い評価を得る。チャック・ホーガンとの共著による小説『ザ・ストレイン』三部作は国際的なベストセラーとなった。ロサンゼルス在住。

「2016年 『パシフィック・リム ビジュアルガイド [普及版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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