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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988142356116
感想・レビュー・書評
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実話を元にした割に面白いが、実話を元にしている以上結末はビター。捕虜勢よりも、どこか平和な世界を望んでいるかのように見える所長の振る舞いが印象的だった。
どちらとも取れる指示語が多かったり、字幕がマズいように思ってしまったがどうなんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実話を基にしたお話。第二次世界大戦時のドイツ。捕虜収容所からの脱走を企てる。その数250人。
戦争・捕虜・収容所と聞くと恐ろしいイメージを思い浮かべますが、この作品は全体を通してどこかほのぼのとしている雰囲気があります。のどかなテーマ曲の影響でしょうか。血生臭い戦いのシーンがないからかもしれません。
計画は綿密に立てられています。話し合いも、監視の厳しい目をかいくぐる様子も、すべてが詳細です。
3時間近くもある長編ですが、物語のテンポはとってもいいです。展開が滞ることはありません。大きな困難を乗り越えるために、問題をひとつひとつ解決していく。
ジャガイモで蒸留酒を造る場面はやけにほほえましかったです。喜びや希望の少ない捕虜収容所で、いろいろなことを思い付いて実行に移すんですね。それがその後の悲劇と対比され、悲しみをうまく演出していますし、ヒルツの決意を固めるきっかけを生み出していました。
順調だった計画も、新しい問題にどんどん邪魔されていきます。障害は看守たちだけではありません。準備すべき許可証や証明書に不備があったり、ドイツ兵になりすます練習が不足していたり、トンネル掘りの重圧に押しつぶされそうになったり、健康上の理由で不安になったり。
いよいよ脱走となったときの緊張感はものすごいです。予期せぬ事態に陥り、実行するか中止するかの決断に迫られたり、その場で早急な対処を求められたり。250人もいたら当然焦りも生まれてくるわけで。
脱走して終わりではなく、収容所を出てからのことも描いています。偽った身分がばれてしまうのではないかとはらはらしたり、捜索隊からひたすら逃げたり。何食わぬ顔で自転車を盗んだのには笑いました。
追っ手のしつこさや検問の厳しさはかなりのもので、各自の逃走もなかなかうまくいかないところがいいですね。本当に最後まで楽しませてくれます。
脱走ものとしても、ジャンルにこだわらず単独の映画としても、歴史に残る名作です。
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