1957年、ブルックリンの画家ルドルフ・アベルがソ連のスパイとして逮捕される。やり手弁護士のドノヴァンが彼の弁護士として選ばれる。敵国のスパイを弁護するため厳しい批判にさらされるドノヴァンだが、ルドルフの死刑を回避することに成功する。何があっても「(不安が)役に立つか?」と冷静に構えるルドルフと、ルドルフの正義を実現しようと奮闘し、彼に「ストイキー・ムジック(不屈の男)」と呼ばれるドノヴァンの間には友情が芽生える。
1960年、アメリカ軍人フランシス・ゲイリー・パワーズがソ連の捕虜となる事件が起こる。彼とルドルフを交換するための交渉役としてドノヴァンは単身、東ドイツ・ベルリンに乗り込む。
トム・ハンクス&スティーブン・スピルバーグが東西冷戦時代に起きた実話を映画化。脚本はコーエン兄弟とくれば、面白くないわけがない。ソ連のスパイでありながらドノヴァンと不思議な友情で結ばれるルドルフをマーク・ライランスが好演。飄々と達観した人物にぴったり。
どんなに困難な状況でも諦めない、アメリカの良心のようなドノヴァンの活躍にスカッとする。