風鈴 (Kindle Single) [Kindle]

  • Amazon Publishing (2018年2月27日発売)
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Amazon.co.jp ・電子書籍 (26ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 田舎暮らしの子供の夏休みの思い出話と思って読んでいたら、思いもしない方向に物語が動いた。
    短か過ぎてこれ以上は書けない。
    風鈴、は夏休みの工作の宿題で作られたものなので木工細工だけど、うーん、そういったものを見たら思い出しすかもしれない。

  • '24年11月15日、AmazonAudibleで、聴き終えました。今まで知らない作家さん、でした。

    Audibleでおすすめに上がったので、短編だし、気楽にトライしましたが…困惑気味。
    少女の、ひと夏の思い出の話かと思いきや…

    前半の、年上の女子との出会い&交流話と、後半のエピソードの繋がりが、僕にはよくわかりませんでした。ハテナ?という感じ。

    Audibleのナレーターの、静かな語り口は、大好きです。活字で読むと、印象が変わるのかな…?

  • Amazon オーディブルにて。
    終盤のわたるの死よりも、前半の井戸に落ちた際に大人にからかわれるところ、またみやびに弄ばれるところあたりが凄く嫌なリアルさがあった。

  • 短編が故の急展開。
    表紙とタイトルで完全に夏休みの思い出を語る
    青春小説だと思っていた。
    タイトルが綺麗な分、タイトルが残酷になる。

  • KindleSingles。
    PrimeReadingにて無料。
    コレはなんというか独特。
    スゴい淡々としてる。
    結構な事件が起きたのに淡々としている。
    この感じ非常に好きかもしれない。
    短いのに前半と後半で何というかガラッと変わった日常。
    でも淡々。
    文章にうまく書けないのだが、何が言いたいのかは非常によくわかる。
    そうね。そうなのよね。
    わかる。

  • 本書は、語り手の女性が小学生だった頃、仲良しだった隣家の1つ年下の少年と過ごした日々を回想する物語です。誤って涸れ井戸に転落し、ほんのひと時味わった恐怖の記憶。映画のロケで集落に滞在中の俳優を父にもつ、中学生の少女に魅了され、3人で木工の風鈴を作った夏休みの思い出。そして、別の撮影隊が来た折に起こる惨劇……。

    この本の主要なテーマは、子供時代の純真さと残酷さ、そして大人になっても忘れられない記憶です。作者は、田舎の自然や風習、を通して、子供たちの感情や心理を巧みに描き出しています。特に、風鈴というモチーフは、夏の爽やかさと切なさを象徴しており、物語の展開や結末に深く関わっています。

    おススメポイントは、作者の繊細で美しい文体です。文章はシンプルでありながらも、情景や感覚を鮮やかに伝えてくれます。例えば、「涸れ井戸に落ちた時の恐怖」を表現する場面では、短い文でリズミカルに読者に迫ってきます。また、「風鈴を作る時の楽しさ」を表現する場面でも、穏やかで温かい雰囲気を作り出しています。

    心に残った場面や言葉は、物語の最後に登場する「風鈴」です(ネタバレ無しで)。それは、幼い頃の思い出と現在の現実とをつなぐものであり、同時に切り離すものでもあります。その音は、彼女が失ったものと得たものとを象徴しており、私にとって強い印象を残すものでした。

    総評としては、この本は素晴らしい作品だと思います。作者は、子供時代の純真さを見事に描き出しており、読者に感動や衝撃を与えます。しかし、一方で、この本には少し物足りなさも感じました。特に、ミヤビというキャラクターは、物語の中で重要な役割を果たしているように見えますが、彼女の背景や動機があまり明らかにされていません。彼女がどうしてあのような行動をとったのか、もっと知りたいと思いました。また、物語の結末はあまりにも突然で、説明が足りないと感じました。語り手がどうしてあの場所に行ったのかを、もっと詳しく書いてほしかったと思いました。

  • のどかな田舎で幼少期を振り返ってるだけなのに、
    読んでいてなぜか不穏な空気を感じる。

    終盤、まさかの展開に「えっ?」となり、
    語り手のトラウマが完全には消えていない事を知らしめされて物語は終わる。

    あっと驚くような派手な展開はないけれど、
    読後、ずーーーんと心の中に重いものが残る。

    どんな気分の時に読んだらいいか分からない作品。

  • ワタル、、、

  • Audibleで聴いた。松浦理英子さんの作品を読んだり聴いたりしたのは初めてだった。わりと良かった。そのうち図書館で松浦理英子さんの本を借りて読んでみたいと思った。

  • 後半がかなりの急展開
    中盤の諸々が最後の局面に全くと言っていいほど影響がなかったので、正直削っても良かったんじゃないかと思う、、

  • 子どもたちの何気ない夏休みの物語かと思ったらラストが衝撃的でした。

  • 爽やかな少年たちの夏休みの話かと思いきや、風鈴を見ると思い出す重く苦しいある夏の出来事の話。

  • アマゾンプライムで読みました。こわ、、もっと長く、詳しく書いて欲しかったです。

  • ん〜、何だろう。
    都会から来た子、過疎地の子。
    大人、何だろう。

  • ほのぼのとしたイラストからはかけ離れた読後感。

    夏休みって誰にでもあった、特別な時間だと思う。
    宿題にあった工作も、めんどくさがりながらも一生懸命つくった思い出がある。

    だから、風鈴を熱心に作っている風景が自分の時間と重なって、情緒的に感じる。
    それだけに最後の展開は衝撃的。

    大人になりきれないモヤモヤした感情や友だちとの微妙な距離感だけで終わっていたら、誰にでもあった夏休みの物語だった。

    ワタルの風鈴は忘れられない、忘れることはできない。
    そして、読者にとっても忘れられない夏休みとなった。

    風鈴を見る度に、頭をよぎりそう。

  • 2022.06.01

  • 映画のロケで東京からひと夏田舎にやってきた俳優の娘と、田舎の素朴な男の子と女の子の交流、子供同士の関係性の難しさ……そんな爽やかな話で終わるのかと思ったら、結末に驚いた。

  • 幼い少女の一夏の思い出の話なのだが、どうにも読了後の爽やかさがまったく無く、ただただ気持ち悪いというか、読んでいて楽しくないものだった。最後にもう少し何か救われた話でもあればいいけれど、それも無かったので個人的には良くなかった。

  • 前半は女性的な感性で書かれた、情感的な小説だな、という印象だったが、後半で一気に後味の悪い作品になった。

  • 初めてオーディブルで。
    田舎特有の、子ども特有の、ある種の息苦しさ。

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著者プロフィール

1958年生まれ。78年「葬儀の日」で文學界新人賞を受賞しデビュー。著書に『親指Pの修業時代』(女流文学賞)、『犬身』(読売文学賞)、『奇貨』『最愛の子ども』(泉鏡花文学賞)など。

「2022年 『たけくらべ 現代語訳・樋口一葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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