ママになっても溺愛されてます 孤独な侯爵と没落令嬢のマリッジロマンス (蜜猫文庫) [Kindle]

  • 竹書房 (2018年2月22日発売)
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  • Kindle版読了。

    ヒーローの子供を妊娠している事が分かり姿を消して密かに出産した20歳の没落男爵令嬢ヒロインと、両親の不仲を見て育ち一生結婚せずに子供も作らないと心を閉ざしていた29歳侯爵ヒーローとのすれ違いラブロマンスです。

    Amazonと読メのレビューの温度差が逆に気になり、読んでみる事にしました(笑)。

    何冊かTL小説のシークレットベビー作品を積んでるのですが、自分にとって今作がシークレットベビー物初挑戦になります。

    あらすじ通りの展開なのですが、妊娠が発覚してヒーローの前から姿を消したヒロインが、人の良い老夫婦が営む宿屋で娘を産んでヒーローと再会する迄そのまま宿屋で働いていたり、ヒーローも突然消息を断ったヒロインを必死に探し4年間一途にヒロインだけを想っていた…という、それぞれの4年間を補足しておこうと思います。

    両親の不仲を見て育ったり愛された記憶がない事で、一生結婚はせず子供も作らないと固く誓っていたヒーローが、初恋のヒロインとの初Hで箍が外れて思わず避妊を忘れていた余裕のなさを見ると、DTだったのだろうと予想しました。
    それ以降、ヒロインとHする時は避妊に気を付けていたヒーローでしたが、…そもそも子供が欲しくないなら子供が出来る行為をするな!と説教したくなりまました。(^_^;)
    ちなみに、ヒロイン娘ちゃんに侯爵家の長子だけに現れる痣を発見して自分の子供だと分かってからはヒロインとのHにヒーローが避妊しなくなったので、これからは2人目、3人目が出来ても問題ないというヒーローの意志に思いました。

    しかし、弱冠16歳の少女が、妊娠が発覚して子供の父親にも頼れずに1人で子供を産み育てる決心をするって相当の覚悟だったろうと思うので、ヒロインの強さが凄いと思いました。

    ヒーロー視点もあるので、孤独だったヒーローにとってヒロインが唯一無二の乙女で女神だった事が分かります。

    ヒロインが再びヒーローの前からいなくなろうとした時に、ヒーローが告げた「お前はいつだって、自分の気持ちばかりだ」という言葉が印象的でした。
    確かに、ヒロインの独り善がりで自分だけは納得していても、何も聞かされずに姿を消されたら、残されたヒーローの方は永遠に「何故?」が残るだけなんですよね…。

    3歳のヒロイン娘ちゃんが可愛かったです!
    シークレットベビー物って、こういう愛で方もあるのですね(笑)。

    終盤でヒーローの元婚約者が起こした事件で、幸せな結婚式を目前にしてヒーローが2年間の昏睡状態になる展開が予想外で、かなり驚きました。
    この突然のヒーロー昏睡展開の所為で、ヒロイン娘ちゃんの心臓の大手術の様子が大幅にカットされているのが本末転倒のように思いました。
    むしろ、観覧車事件はなくして、ラストに心臓大手術を持ってきて手術迄の2年間で確かなものになった3人の家族愛を描いてハッピーエンドにした方が、より感動するラストになったのでは…と思いました。
    ヒロインとヒーローの濡れ場で突然終わるので、「え!これで終わり!?」と思ってしまいました。

    読み終わっての感想は、愛人契約という設定なので仕方ないのかもしれませんが、ヒロインが母親でいる時よりヒーローとの濡れ場シーンの方が多かったり、夜会に子供を連れて行くのはどうなの?とか、停止した観覧車に登り始めたヒーローを誰か止めてあげろよとかツッコミたかったり、ラスト近くの怒濤の展開は蛇足のようにも感じられたりと、養父と宿屋の老夫婦の扱いがぞんざいだったりと、確かに「…うーん」と感じる所も多々ありましたが、事前にレビューを読んであまり期待してなかったのが良かったのか、ドラマチックな展開が結構面白かったです(笑)

    好きな絵師さんなので、ヒーローが垂涎物の麗人で眼福でした♪

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