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Amazon.co.jp ・電子書籍 (195ページ)
感想・レビュー・書評
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2017年の著作、そして今、2024年現在に読んでます。
結果として的確な指摘、的外れな指摘、色々である。
陰謀論にも毒されているかなぁ。
中国、韓国が今後とも伸びるであろうとの予測は完全に外れたと言っていいだろう。
不動産バブルに傾倒してGDPを拡張させた中国経済は、一帯一路として確かに国際的な影響力を示してきた。しかし現在、その停滞を認めざるを得なくなった。
中国に全振りして、IMFに指摘された内需拡大もせずに国内の内部対立を先鋭化させて反日を掲げた韓国も、根本的な技術力、開発力、国力の向上を怠り、今後、成長の資源は存在し得ないであろう。
国際的なIT企業の国家間を超えたボーダーレスな台頭を示唆するが、その実現時期は相当に怪しい。
例えばBEVなど、確かにイノベーター、アーリーアダプターには受け入れられても、マジョリティーへの移行、即ち「キャズム」を乗り越えられるかは、不確定要素が大きいし、テスラの不振が報じられつつある。
真に地球環境に優しいか、SDGsなのかの議論が不十分なままに、政治的な方針によって強力に推進されてきた。
またTPPなどの陰謀論的な議論も本書でなされている。
2017年当時はまだ未確定ではあった事案だが、今見返すと、根拠不十分と言わざるを得ない。
暗号資産(仮想通貨)に関しても、著者の考え方は先進的と言うか、非現実的すぎる。
暗号資産で国内の土地の無制限な購入が懸念されているが、国家がそれによる徴税をしない限り、正式な通貨にはなり得ない。
それは即ち、「価値のある貝殻を所持している」に過ぎない。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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苫米地英人の作品
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