95 (角川文庫) [Kindle]

  • KADOKAWA (2018年2月25日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 4月にドラマ化されると聞いて電子書籍で再読。
    この小説は私が十数年振りに読書にのめり込むキッカケとなった一冊です。
    予想だにしないどんでん返しはない。
    目を見張るような表現もない。
    しかし、1995年に都会に憧れる片田舎の中学生だった自分にとって、当時の空気感、におい、温度までも思い起こし、学生に一気に戻ったような感覚にさせる文章はかなり強烈で、刺さりまくりました。
    思い出補正なのはわかっているんだけど、その補正がとても心地よい。
    同世代の、今はおっさんにとてもおすすめです。

  • 高校生時代の滅茶苦茶な青春物語。今の時代からは現実離れしてますが、とても面白かったです。

  • 今、還暦間近の私が10代の後半、渋谷は既に歓楽街だったけれど、当時から既に若者の街だった隣の原宿よりもやや銀座寄りの大人の街といった体感だった。
    チーマーとかの前のこと。

    甚だ懐古的ではあるけれど、私はその頃の渋谷が好きだった。

    と、本とは関係のない話です。

    内容的にはIWGPのマコトが更に歳を経て当時を振り返る…的なお話でした。

    まぁ、
    私、嫌いじゃないんですよ(笑)。こういうの。

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著者プロフィール

1977年神奈川県生まれ。2008年に『ひゃくはち』でデビュー。
2015年に『イノセント・デイズ』で第68回日本推理作家協会賞、2020年『ザ・ロイヤルファミリー』でJRA賞馬事文化賞と山本周五郎賞を受賞。同年の『店長がバカすぎて』、2025年の『アルプス席の母』は本屋大賞にノミネート。
その他の著作に『95』『笑うマトリョーシカ』『あの夏の正解』『店長がバカすぎて』『八月の母』『問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』などがある。

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