螺旋の手術室(新潮文庫) [Kindle]

  • 新潮社 (2017年10月1日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 普段読まないタイプのジャンルですが、意外と読みやすくて最後のところの爽快感が良かった

  • 2024.06.純正会医科大学病院第一外科の冴木裕也は,海老沢教授執刀の元,父親で准教授の真也の胆嚢摘出術の助手として参加していたが術中の出血により真也が亡くなった.真也は海老沢教授の後任の教授選に立候補しており,他の候補者は光零医大の馬淵公平と帝都大学の川奈だった.マスコミから真也の死についての追及があり海老沢教授は純正医科大学に入院したが入院中に死亡する.馬淵は路上で誰かから撲殺され,教授選を調べていた増本という探偵も殺されていた.裕也は,川奈が犯人ではないかと疑い調べ始めると,川奈が当直中に増本の死亡診断書を書いていたことが分かる.裕也が川奈を追及すると自分は誰も殺していないと言いながら交通事故に逢って死んでしまう.増本が調べ上げた内容をネタに候補者達を強請っていたことは間違いないが父親の真也は何をネタに強請られていたのを調べに裕也は父親の故郷の枯狩村に向かう.そこで,冴木家は呪われた家として村人たちから迫害されていた.真也の母親は踊るような振るような動作をして精神を病んで亡くなっていた.そして,裕也は真実を突き止める.真也は代々冴木家で発症してきた遺伝性疾患のハンチントン病を発症していた.そして,息子の裕也や娘の真奈美にも遺伝している可能性があった.真奈美はお腹に子供がいて結婚を控えており新郎側に知られると出産や結婚を反対されるために今はどうしても知られてはならなかった.このハンチントン病を元に教授選を降りるように強要した馬淵を慎也は殴り殺し,探偵の増本も殺して同様に秘密を増本に握られていた川奈に自分が疑われるぞと脅して死亡診断書を書かせた.そして,自らは手術前に大量の抗血栓薬を飲んで大量出血で術中に死んだ.馬淵から真也の秘密を聞いた海老沢は,末期がんで同じ純正医科大学病院に勤務する医師で妻の優子が塩化カリウムを静注して殺したのだった.スピード感もあり,トリックも分かりやすくとても面白かった.

  • 知念実希人のファンにはお勧めの作品.作者の医学知識が詰め込まれているので,医学知識のある読者なら楽しめる量が多くなるだろう.

  • 両親結託殺人遺伝子異常遺伝秘匿流出息子察知

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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