恋人は旦那さま(2) (フラワーコミックスα) [Kindle]

  • 小学館 (2018年3月9日発売)
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  •  主人公の結がとにかく可愛くてしっかりもので愛らしい。「しっかりもの」という設定は、漫画だとパターン化された様式で表現されることも多いように思うのだけど、結のそれは、どちらかというと前面には押し出されてこないので、幾分わかりづらい。けれども、いったん幸介とのお見合いを断る流れもだし、それ以上に、上のきょうだいふたりとの関係性や幸介との生活のなかで担っている「仕事」が、柔軟性が必要な、とても難しい部分で、それを苦もなく継続している姿は、とてもすごいと思った。

     元もと、こういうたぐいの「仕事」は、わかりやすい「金銭」につながることが少ないタスクなので、日常のなかで目に見えて評価されることがあまり多くないと思う。かといって、結は決して周囲からその「仕事」を評価されていないわけではなくて、上のきょうだいの愛や縁は日常のなかで自然に感謝を表しているけれども、それが直接、結の自信にはつながっていない感じのエピソードには、割と心が痛む。こういうたぐいのことって、ここまでわかりやすいパターンではなくても、結構あちこちで起こっていることだったりしないかな。

     だから、そこを幸介が「言葉」にして、結がそれを受けとめて自信につなげていく様は、とても安心するし、それと同時に、難しいものだなぁと思う。生きていくうえでの自信って、普通はどこから積み上げるものなのかな。ちょっと考えてしまった。

     愛と縁の双子がイイキャラで、それぞれの生き方は結とは違うんだけど、みんなそれぞれに自分の目指す生き方を選んで、3 人が互いに思いやっているきょうだいで、いいなぁと、しみじみ思った。

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