「1日10分」でひらめき脳に生まれ変わる: 「とてつもない成果」を生み出すいちばん簡単な方法 [Kindle]

  • 2018年2月21日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 「本物のひらめき」とは
    ①問題を抽象化した理論であること
    ②人類史上初の問題を発見すること
    「普通のひらめき」は過去の最適化とあります。
    ごめんなさい僕は普通のひらめきで止まってますσ^_^;
    ただ凡人には必要十分なんですよね。
    個人的には半歩先さえ読めたらなんとかなると思ってます。
    後の先をいかに取るかやと思います。

    「ひらめき脳」
    ①高い抽象思考
    ②膨大な知識量
    著者の本では何度となく繰り返し出てくるフレーズです。
    ただそれだけに真理やと思います。
    高い抽象思考があれば大概の問題は見つかります。
    また圧倒的な知識があれば大体問題は解決できると思います。

    「問題解決力」より「問題発見力」
    問題を見つけることができたら多くの問題は解決できたようなもんやと思います。
    解決法としての普通のひらめきは知識から導かれると思います。
    過去の組み合わせや他の世界の解決法を持ってくることができます。

    「情報空間では限界はない」
    著者の言うように限界とは自分ができると思うか思わないかで決まるとすれば物理空間の限界は情報空間ではなくなると思います。
    昔は物理的に手紙を送らないと情報は伝わらなかったですが電報なり電話なりファックスができて今はメールやSNSがあります。
    本当に物理的な限界は情報空間でどんどん乗り越えられてきました。
    昔は一部の情報を持ってる人が勝つ社会でした。
    今や一部の機密情報以外は誰にでも手に入れられるようになり情報に
    アクセスできるか
    分析できるか
    評価できるか
    説明できるか
    といった情報処理能力の差になって現れるんやなと思います。

  • ひらめき

    ひらめきとは" 問題 "の「発見力」と「解決力」

    必要なのは、「抽象化」と「知識」

    「普通のひらめき」は、過去の最適化。
    存在してる理論や技術を、応用しただけ。
    誰かがいつか解決する。

    「本物のひらめき」の条件
    ・「問題」を「理論化」している
    ・" 人類史上初 "の「問題」
    (例)万有引力、相対性理論

    抽象化とは「理論化」すること。
    「応用が可能になる」に価値がある。


    資本主義の基本は「大衆受け」→儲かる
    ①「わかりやすさ」で集める(抽象度の低い)
    ②「あいまい性」で尊敬(抽象度が高いっぽい)

    真に抽象度の高いことは、理解されない。

    「高い抽象化能力」を測るには
    基本は「数学」と「物理」


    「知識」
    本物のひらめきは「ゲシュタルト化」
    「膨大な知識」をベースに、未知の領域に対して
    整合性をとること。

    本物のひらめきは「問題」と「解決策」は"同時"

    スコトーマにより、
    解決策(知識)が認識できない。
    「解決策」がないと「問題」にならない。

    ひらめきに必要なのは、

    情報空間(抽象度を上げる)
    ①問題発見力


    ②検証
    ・視点を変える(普通のひらめき)
    ・視点を上げる(本物のひらめき)


    物理空間(抽象度を下げる)

    ③問題解決力
    ・現場レベルの知識

    問題解決力も重要。
    解決策が" 間違いorBest "ではないのは、意味がない。

    「問題」と「兆候」は間違いやすい。
    問題に、" 根本的 "な原因はない
    原因は、常に「複数」あり「相互的」
    具体的に、単独での解決はできない。
    抽象度を上げることで、
    原因を内包する解決策が見える。
    「気にしない」「気にしなくていい」の判断も解決策。

    " ひらめき "の「再現性」

    " ひらめきやすい意識状態 "は「リラックス」

    リラックス=前頭前野が優位。
    情動が優位(大脳編系海馬、扁桃体)では
    、ひらめかない。

    脳は「宿題」をしている
    ①問題と要因の要素を詰め込む(知識)
    ②考えるのをやめる→リラックス
    ③無意識が解決(ゲシュタルト化)


    ひらめきトレーニング

    ひらめきモードに切り替える「儀式化」
    「トリガー」と「アンカー」を設計する。

    ①相手視点
     なりきって、裏側を考える。

    ②ながら法
    無意識の動作中に、違うことを考える。

    ③構造化→推論
    ・構造や、因果を考える
    ・新たなサービスや、商品、ビジネスを考える。

    ④抽象度の高い世界を感じる
    経済、株を学ぶ。

    ⑤朝
    起床後30〜2時間は、思考活動をする。
    ・抽象度を高める
    ・知識を入れる

    ⑥リラックス時間
    風呂、散歩、音楽、絵画、自然など、
    テーマを一つ決めて考える。

    ひらめき脳
    ①テーマ設定
    ②薄目+逆腹式呼吸
    ③閉目+逆腹式呼吸
    ④開目+止観
    ⑤「②〜③」繰り返す

    実践式

    全ての「裏側」を考える

    サバティカル期間
    1日3時間〜は、仕事の思考や行動から離れる
    趣味、リラックス、リフレッシュ
    ①テーマ設定
    ②忘れる
    ③仕事に戻る


    結果の良し悪しは、わからない。
    その時の状況によって、常に変わり続けるもの。
    幸福もそう。唯一変わらない幸福は、自由であること。身体的にも、精神的にも。
    つまり、want toで満たされた世界。と自由意思。

  • アンリミテッドにて読了。2012/01/05にいちど紙で読んだ。Kindleで読むとハイライト機能があるからより便利。

    下記にハイライトした個所をコピペ:

    32
    黄色のハイライト | 位置: 205
    しかし、それらは「本物のひらめき」ではありません。 なぜなら、ここで挙げたひらめきは、「過去の最適化」 でしかないからです。


    黄色のハイライト | 位置: 315
    抽象化された「本物のひらめき」は、コンピュータでは決して発明できないこと。人間の頭とコンピュータの違いは、抽象思考ができるかどうかにあるのですから、当然といえば当然です。


    黄色のハイライト | 位置: 336
    大事なのは理論化です。抽象化というのは、まさに現象を理論化することにほかならないのです。


    黄色のハイライト | 位置: 391
    多くのビジネス書は、問題解決力を重要視したものがほとんどです。問題解決力こそビジネスマンに必要不可欠なものだといわれていますが、そうではありません。 本当に大事なのは、問題発見力です。


    黄色のハイライト | 位置: 506
    現在あるバラバラのピースを組み合わせて、ひとつに統合することを「ゲシュタルト」といいます。


    黄色のハイライト | 位置: 515
    他人から見れば一見ランダムに見えるものに対して、一段高い視点で統合する能力がゲシュタルト能力です。ですから、ひらめきには、ゲシュタルト能力が欠かせません。


    黄色のハイライト | 位置: 524
    「本物のひらめき」とは、過去の組み合わせではないものを自分で見つけ出すこと。過去の組み合わせでは存在しないゲシュタルトをつくることなのです。 つまり、不思議なゲシュタルトとは、過去の知識を組み合わせるだけではなく、未知の知識も含めて統合すること。知らない知識まで含めて統合し、整合的な世界をつくりあげることです。


    黄色のハイライト | 位置: 989
    逆に考えれば、 ほとんどの人の抽象度が低いのですから、あなたの抽象度が高くなれば、必ず成功できるということです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,083
    将来どういうひらめきが待っているかわからないけれど、とにかく知識量を増やす。そのためには、 自分が好きなもの、興味があるものの知識を徹底的に増やすことです。


    黄色のハイライト | 位置: 1,221
    恐怖や喜びといった情動が優位な状態では、ひらめきはおろか、過去の最適化さえも起こらないということです。

    メモ喜びさえも邪魔になる。

    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,409
    このホメオスタシスは、身体だけでなく、じつは知識の習得にも働きます。 知識というのは、ホメオスタシスの一部だからです。


    青色のハイライト | 位置: 1,415
    では、どうすればいいかというと、 先にゴールを設定することです。設定したそのゴールを達成するために、私たちは必要な知識を手に入れるのです。


    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,419
    息子にとって、ザリガニを長生きさせるというゴールが設定されたのです。そのために必要な知識を求めたのです。ゴールが先で、そのための知識の習得は


    青色のハイライト | 位置: 1,454
    みな物理空間にとらわれているために、世の中には「できないことがある」という限界を決めてしまっています。


    黄色のハイライト | 位置: 1,464
    情報空間にはコストパフォーマンスは関係ありません。物理的なコストはかからないのですから、できないものはいっさいありませ


    青色のハイライト | 位置: 1,468
    情報空間では、限界はない。 自分の限界は、自分ができると思うか思わないかによって決まるの


    青色のハイライト | 位置: 1,498
    優秀なコンサルタントが入っても成功しないことがかなりあるのは、社員の自我が変わっていないからです。 また、一時的に解決しても、ホメオスタシスでまた元に戻ってしまいます。

    メモこれは教会にも言える。ホメオスタシスを変えるにはどうすれば?今後、読み進めるなかで意識していきたい。

    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,517
    自我が変わるかどうかは、ゴールで決まります。


    ピンク色のハイライト | 位置: 1,548
    つまり、自我というのは、ゴールの設定によっているの


    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,552
    逆にいえば、 自我を変えたいのであれば、ゴールを変えればいいという


    ピンク色のハイライト | 位置: 1,570
    自我を変えることができれば、「本物のひらめき」が起こり

    メモつまり、ゴールの設定が本物のひらめきを産む❗

    黄色のハイライト | 位置: 1,650
    ですから、私はいつも「朝、シャワーを浴びながら、今日の仕事のことを考える」ということをすすめています。頭の中で今日一日の仕事を終わらせてしまえば、実際に会社に行ったとき、圧倒的なスピードで仕事をこなすことができるというメリットがあるからですが、これは高い抽象度で思考するトレーニングでもあるの


    黄色のハイライト | 位置: 1,673
    残念ながら、物理空間の話ではない小説というのはほとんどないので、抽象度を上げるトレーニングにはなりません。


    黄色のハイライト | 位置: 1,677
    ということは、 ある程度抽象化された世界を読みながら思考するほうがいい ということになります。たとえば、経済学の本などがおすすめです。


    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,825
    高い抽象思考をするのも、知識を増やすのも朝。そして、「本物のひらめき」が起こりやすいのも朝です。朝という時間を最大限に利用して、ひらめき脳のトレーニングをして


    青色のハイライト | 位置: 1,836
    そのとき、 抽象的な空間で思考をする必要があるので、テレビや映画は不適切です。 入ってくる情報量が多いと、いくらリラックスしていても、それはボーッとしているだけだから


    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,848
    ただ、交通事故にだけは気をつけてください。抽象思考をしていると、物理世界の臨場感が下がるので、走っている自動車や信号といったものが見えなくなります。 逆にいえば、それくらいにならなければ、高い抽象思考ができていないということでもあります。ですから、自動車が走っていない公園などを散歩するようにして

    メモこれで事故には注意。

    オレンジ色のハイライト | 位置: 1,856
    脳波でいうと、リラックス時のアルファ波支配、軽い暝想状態のシータ波支配、雑念にとらわれた状態のベーダ波支配をまんべんなく繰り返すと、脳はひらめきやすくなり


    青色のハイライト | 位置: 1,862
    「ひらめき瞑想」をするための前段階は、考えたいテーマを設定すること。当たり前ですが、何を考えるのか決めてから瞑想しなければ、何もひらめくことはありません。

    メモ:これ超重要!ぼ~っとしているだけではひらめかず、コマンド入力(問題提起や分野指定)しないとひらめかない。

    黄色のハイライト | 位置: 2,124
    具体的にサバティカル期間を有効に活用するためには、 サバティカル期間に入る前に解決したい問題を頭に浮かべます。「この間題とあの間題がある」といった具合に、頭に一度入れます。 そして、サバティカル期間に入ったら、その解決したい問題についてすっかり忘れるようにします。 楽器を弾いている間は、そのことを考えてはいけません。そのとき、脳は勝手に宿題をしてくれています。 そうすると、 サバティカル期間の最中、もしくは仕事に戻ったとき、ポーンとひらめく可能性が高くなるのです。

    メモ賛美練習をまた始めるか!

    黄色のハイライト | 位置: 2,134
    自分なりにサバティカル期間を設けないと、「本物のひらめき」は生まれないのです。


    黄色のハイライト | 位置: 2,189
    天才と呼ばれる人が変人扱いされるのは、ある種当たり前のこと。自分のやりたいこと( want to)しかしていないのですから、社会性も常識もいっさい関係ありません。

  • 本物のひらめき(問題を見つける力)と普通のひらめき(問題を解決する力)の違いを示し、本物のひらめき方の提示をするのが本書。

    序盤で現代の抽象度の低さを問題提起し、ほんもののひらめきの仕方に話が発展する。
    しかし、結局その本物のひらめきの例も普通のひらめきであったり、著者の中でもほんもののひらめきと普通のひらめきがごちゃごちゃになっている。

    著者の言葉を借りるなら抽象度が低くあいまいさの高い内容になっている。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。カーネギーメロン大学博士(Ph.D)、同CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C5I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、一般社団法人日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO兼基礎研究所長。

マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学(CMU)大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究。機械翻訳研究所では1985年から86年にかけて、世界初の不特定話者連続音声認識による音声通訳システムの開発に成功。89年には三層ニューラルネットに二つの文脈層を加えた予測型Sigmoid関数バックプロパーゲーションネットワークにより最初期の生成AIの開発に成功。90年、MONA-LISA論文でこれと独立する記号型AIの協調によるAIの幻覚問題解決を世界で最初に提案。93年、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。

また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「PIE」「PX2」「TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。

「2025年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2025年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

苫米地英人の作品

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