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- / ISBN・EAN: 4562474194204
感想・レビュー・書評
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若い人向けの、ある意味青春映画だからと思うが、ハッカーってこんなに子どもっぽいの?という印象から、主人公たちへ感情移入できないまま観終わってしまった。
中二病気質というか、クラスの男子が自分がいかにモテるか、リア充かを、聞いてもいないのにドヤ顔で話しかけてきているような。鼻の穴全開でどんでん返しを見せられているような。
そんな自意識過剰な雰囲気の映画に見えました。
ハッキングしたバーチャルな交流を人物描写の交流にする部分など、わかりやすいんだけど、今のメタバース花盛りの時代からすると古臭くも見えてしまい。
大人としてでている中年女性がとにかく痛々しい印象。
ある意味ピュアというか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ピエロがお前を嘲笑う
ハッカーがめに見えないネット社会を支配してるって感じのオープニングは嫌いじゃない。
不遇の少年期を経て、ある日コンピュータに出会った。リアルな世界では自分の居場所も存在もなかった透明人間だった少年がヴァーチャルな世界で自分の居場所を発見する。
誰もが少年少女の時代から自分の居場所探しに奔走する。鈍感であるほど良い…(笑)
繊細で臆病だったばっかりに溶け込める世界を見つけられないまま青年期になって数年…
リアルでは最早落ちこぼれで、うだつの上がらない日々を過ごすだけだった。
でも出会った。彼は同じ境遇の同じ世界の住人達に出会ってしまった…そこからの告解と当時のタイムラインが並行する作りは、よくあるパターンで手法としては面白みに欠ける。だけど彼のタイムラインは面白い(笑)これからどうなって行くのか、登って転げて行く様を想像する。彼は何をやらかしたんだろうな…ワクワクする。
「頭の中の消しゴムが記憶を消し始めた…」この翻訳者さんは韓国映画好きなのか?チョンウソンのファンか?笑笑
このポルシェのシーンはいいね。物語に疾走感が出てる。見かけはオッサンだけど結構若い彼らの憤懣や鬱憤がスピードってエネルギーで解放されて行く瞬間って感じ。
ドイツ人の若者にもポルシェって憧れるんだな。お金持ちとか成功者ってステイタスなんだね。
ネット世界で猛威を奮って世間から注目を浴びる存在になったところで、結局のところ綻びを出すのは人間関係って事か…まぁ0と1の羅列では無いからこそって事だな。
この作品、結構流れが良くてスピードも有るし、物語もしっかりしてるから面白いですね。
最後は一番弱虫が、一番根性見せるって感じだな(笑)こう言う筋書きって国柄や文化、教育に関わらず本質的なドラマ性みたいなものがあるんだろうなぁ〜
世界の何処かの都市の何気ないカフェの一席から、世界へサイバー戦争を仕掛けていたりするんだなぁ〜で、それがまだ未成年の少年だったりするのか…ちょっと怖いですね。
ラストはまさかの○○落ちですかぁ〜おおっそこからもう一回…良いなぁ〜こういう捻りのきいた作品は好きだなぁ〜 -
映画には様々なトリックが仕掛けられていて,これで解決なのか…と思ったら,まだ展開があったり…。もう一度,最初から見てみたいと思わせる映画である。
わたしは,こういうの好き。ドイツ映画ってのも,なかなか面白い。
《NHKプレミアムシネマの解説を転載》
全編に仕掛けられたトリック、予測不能な展開が話題となり、ドイツで大ヒットとなった犯罪サスペンス。天才ハッカーのベンヤミンが警察に出頭、告白を始める。仲間とハッカー集団を結成し、遊び半分でハッキングを繰り返していたが、 自分が盗んだ情報がきっかけで殺人事件が発生、命を狙われているというのだ。捜査官のハンネはベンヤミンの身辺調査を始めるが、 つじつまの合わない事実が次々明らかになる。 一体真実は・・・。 -
えっこの展開、某有名映画でやってますけど大丈夫?!とハラハラしたが、ちゃんとそこから先があったので面白かった。
ちょっと甘すぎる結末だけども。
ダークウェブの場面の作り方が良かったな。 -
これは掘り出し物。サイバーもののドイツ映画だが、サイバーハッキングはトリック、という視点で見事に騙される。謎解きの伏線が最後の最後で出てくるので、まあ後出しじゃんけんだからズルイいし、何でもありになってしまうが、そんなことが些末に思えるほど、スタイリッシュで魅せてくれる映画。ドイツのエレクトロミュージック「ボーイズ・ノイズ」の音楽も映像とマッチしていてカッコイイ。いつも思うが、この邦題のセンスの無さには憤りさえ感じる。サイバーものなんだから「whoami」が一番しっくりくると思うのだが。
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世間を震え上がらせたハッキング事件を起こし、さらに殺人容疑で追われる天才ハッカーのベンヤミン(トム・シリング)が警察に出頭してくる。ハッカー集団「CLAY」に加担して盗んだ情報によって殺人事件を引き起こしてしまい、今度は自分が狙われていると告白。その自白を基にベンヤミンの身辺調査に着手した捜査員は、不可解な事実を次々に見つけだす。
話のテンポや電脳世界の表現は巧いなと思いますが、ウリにしているどんでん返しはどんでん返しっていうほどでもないのでしてやられた感はありません。
またマックス、シュテファン、パウルの個性がイマイチで凡人に見えるのと、ヒロインの容姿が魅力的ではないのが残念なところです。 -
2014年、ドイツ映画。女優が良かった。