マリエル・クララックの誘惑 (アイリスNEO) [Kindle]

著者 :
  • 一迅社
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  • 地味で目立たない子爵家令嬢マリエルは、名門伯爵家嫡男で近衛騎士団副団長のシメオンと婚約中。
    結婚準備を進める中、シメオンが機密漏洩の容疑で拘束されてしまい――!?
    「婚約者は腹黒系眼鏡参謀!! 大好物すぎる彼のためには、猫もかぶるし社交も調査も頑張ります!」
    シメオンの周囲を調べはじめたマリエルの前に、謎めいた人物が現れて……!? 
    婚約者とその周りにひそかに萌える娘の物語第三弾。

  • Kindle版読了。

    流行小説家という裏の顔を持ち、日々「萌え」を追い掛けている18歳の子爵令嬢ヒロインと、ヒロインの婚約者で彼女の奇行ごと溺愛している名門伯爵家嫡男の生真面目で堅物な27歳近衛騎士団副団長ヒーローとのラブコメディです。

    シリーズ第3弾です。

    …積んでた関係で、2巻読了から約1年経っていました。(^_^;)
    3巻も話に勢いがあり、あっという間に読み進める事が出来ました。

    マリエルはちゃんと装うと、美少女になるようです。

    シメオンのすぐ下のブラコン弟アドリアンが初登場します。
    アドリアンが化粧詐欺のマリエルを見て思いっきり侮辱するのですが、それを殴ったシメオンが格好良かったです。
    本当にありのままのマリエルを好いてくれているんだなと、微笑ましく(?)思いました。

    今作では、機密漏洩の濡れ衣を着せられたシメオンが拘束されてしまいます。
    王太子殿下にもおとなしくしているようにと重々注意を受けたマリエルでしたが、そこは行動力のあるマリエルなので、シメオンの冤罪を晴らそうと自ら危険の中に飛び込んでしまうのはマリエルだから仕方ないのだと思います。
    …というか、マリエルが動かないと話が進まないので、予定調和でもあります。

    ただ、シメオンが王族に仕える近衛騎士団に所属している都合上、極秘に遂行しなければならない仕事も数多くあると思うので、謝罪を求めるマリエルの考え方は何か違うように思いモヤモヤしました。
    マリエルなりに融通の効かない堅物なシメオンを想って折れたのでしょうが、強制的に謝罪させないでもっと大人になってシメオンを信じてあげるという選択をしても良かったと思います。

    タイトルの意味を気にしながら読んでいたのですが、シメオン母のアドバイスを受けて本当にマリエルがシメオンを誘惑しようと奮闘していました(笑)。

    お気に入りシーンは、仮面舞踏会の痴話喧嘩です。
    何気にシメオンのむっつり本音がだだ漏れしていてニヨニヨしました。

    3巻は新登場のキャラがたくさんいましたが、それぞれがキャラ立ちしていて凄いなと思いました。
    不憫な王太子殿下が好きです(笑)。
    マリエルとの会話は漫才コンビのようで、いつも楽しませてくれます。

  • 今回もいろいろありつつも。
    面白かったです。
    あとがきで結婚までいってほしいみたいなことを書かれていましたが、ファンとしては結婚後もこのふたりなら面白いし、ぜひ、読みたいです。
    そして、できれば王子にも幸せになってもらって。

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