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感想・レビュー・書評
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西村ファンの間で「貫多シリーズの最高傑作」との呼び声が高い表題作「どうで死ぬ身の一踊り」と「墓前生活」「一夜」の3作品を収録。
「どうで死ぬ身の-」は、たしかにおもしろかったです。
西村さんが「歿後弟子」と呼ぶほど心酔した大正時代の作家藤澤淸造への愛が、最もよく分かる作品ではないでしょうか。
ただ、個人的には、「一夜」がいい。
藤澤の「根津権現裏」を飾る額ができあがり、同棲する女の好物であるカニを買って帰る主人公の「私」(貫多)。
ところが、例によって女と揉めてしまい、暴力をふるってしまいます。
女が出て行って、心配になる「私」。
居ても立ってもいられず、外へ探しに行くことになります。
その時の「私」の不様さといったらありません。
私にはもちろん、そんな経験はありませんが、この時の「私」と同じような心境になったことは、若かった時分にはある気がします。
そんなふうに読者に想起させる小説が、つまりいい小説だということです。
こうなったら、西村作品をすべて読むつもりです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読みながら、西村さん敬愛の藤澤清造の言葉なのだとわかりつつ、タイトルかっこいいなあとなる。
墓標がほしいとか法事を催すとかファンとしても度が過ぎる、というかもうすきになったときには亡くなっているのにこんなにすきになれるのがすごい。
そして秋恵に対してクズすぎる。 -
面白さが分からなかった
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角川文庫版読了
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初西村。私小説が三編だがどれも藤澤清造推し活と元同棲相手との生活模様(主にDV)が描かれていた。生き様は好き嫌いの類ではなく、とにかく心情描写が面白くスラスラ読めた。
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