ものするひと 1 (ビームコミックス) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 小説を読まなくなって久しいが、いまどの程度受容されているのだろう。

    とはいえ、読まれるニーズはそんなになくとも、書きたいニーズはそれなりにはある。こういう漫画からそれが若い世代の間にもあることを知ると、やはり小説とは普遍的な自己表現の手段なのだろうな、と感じる。

    これは新人作家たちのゆるい日常を描いた漫画で、そういうストーリーを反映して絵柄もゆるい。なんだかずぶずぶな感じで、数ページ読んでは放り出し、を3回くらい繰り返し、ようやく内容に入り込めた。

    主人公のすぎうらは30歳で駅員バイトをやりながら小説を書いている。スナック・ビブリオで知り合った仲間たちと言葉遊びをしたり、友人の小説家の受賞パーティーに参加したり、そんな話が、やはりゆるーく続いていき、第一巻は学園祭で知り合った娘となんとはなしに意気投合して終わる。

    普段使いのメモ帳としてポメラは愛用しているが、この漫画の中でもすぎうらが使っていた。とはいえポメラの入力や変換機能はたいへん低能なので、小説書こうとしたら相当いらっときそうだ。

  • 「ものする人」全3巻。「おあとがよろしいようで」「白木蓮はきれいに散らない」が良かったので購入。純文作家の話だが、言葉遊びに始まり、言葉の面白さや興味を持つことを教えてくれる。軽い描き方だがちゃんと深い。「普通」を考える女の子も意味深だ。ビームコミックやるな。タイトルもイイよね!

  • 純文学作家の日常。

  • 雲のように捉え所のない物語。
    小説家の頭の中を回遊しているような。

  • この作品で描かれている「言葉遊び」はやってみたいな。語彙力がない僕にはハードルが高いけど、面白そう。

  • 小説家がなんとなく小説家である自分と折り合いをつけながら生きていく話。

    たほいや
    をするマンガという紹介から読んでみました。
    文章に触れている人による人間観察というような。
    こうでなければならない、
    という硬軟取り混ぜた押し付けに対して、反発というか、逃避というか。
    そうあるのがあたりまえ
    と言われても、
    自分はあえてはみ出そうなんて思わなくても「そう」ではなくこうあってしまったしなあ
    となんとなく共感するような話。

  • ちょっと難しかった

  • 人から紹介された本を読むのは楽しい。たほいやゲームはとてもやりたくなった。1巻完結とばかり思っていたので、どうやって話を畳むのだろうと変にドキドキもさせられてしまった。しかし、純文学がそんなに食っていくのが大変だと、この文字飽和の世界では厳しい一方では…。

  • いまの時代の人間どうしの距離感。警備員のオジサンと、「たほいや」仲間と、どっちもあるよね!マンガだから入ってくんだよね、気持ちにスッと。うまいことやっていきたいんだよ。

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