人形の家(新潮文庫) [Kindle]

  • 新潮社 (1953年8月24日発売)
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感想・レビュー・書評

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  • 当時としては家父長制や女性の権利など色んな問題に一石を投じ話題になったのか
    ただ、今読むと
    ん〜っ…いたって当たり前のこと言ってんなぁ
    という感じ 幼少期読んだ手塚治虫の七色いんこで知った戯曲です。
    まぁ、この話が古臭く感じるなら世の中も少しはマシな方向に向かってるということで。

  • ヘルメルがノラを可愛がるシーンが度々あって、それこそ対人間というよりも人形を可愛がっているような気持ち悪さで、結末を知っているからというのもあるだろうけれど読んでいて寒々しく感じた
    自分のために生きると決めたノラ、誰かのために生きると決めたクリスチーネ
    どちらの生き方も選択できる自由について考えさせられた

  • 近代劇確立のイプセン『人形の家』を読んでなかったなと思い読んでみる。

    粗筋を知っているため、途中までノラって嫌な女だなと思っていたが、最後の告白を読んでなるほど、だからノラは近代的な女性なのだと思った次第。

    父から人形のように扱われ、夫からはリスや雲雀のように愛玩されていた女ノラは、自分の夫のために良かれと思ってした偽署の罪について思い知る。

    偽署の罪は夫に告白する前に、クログシュタットからの手紙で夫に知られ、クログシュタットはかつての恋人だったリンネ夫人によって救われている。劇的な葛藤はノラが人形のままで終わっている。ただ、夫がノラの最も大変な時に、「人形としての扱い」をしなかったことで、夫も子どもも、全てを捨てて一人の人間として学び生きていくことを決心する。

    前半の人形のように空疎で可愛らしい女性から、後半の一人の自立した女性としてのノラが、まるで能の前シテと後ジテのようであった。

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