誰かの家 (講談社文庫) [Kindle]

  • 講談社 (2018年3月15日発売)
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みんなの感想まとめ

日常のさまざまな場面で出会った人々の不思議な体験を通じて、合理的な解釈では説明しきれない謎が描かれています。著者の作品はホラーとミステリの要素を融合させ、読者に深い余韻を残すのが特徴です。特に、本書で...

感想・レビュー・書評

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  •  山登りであったり、温泉地に行った話であったり、同窓会で再開した友人から聞いた話、など、日常の場面で出会った人から聞いた話、という体裁をとる。

     三津田信三氏というと、ホラーとミステリの融合というか、出てくる怪異や不思議にある一定の合理的解釈、謎解きは提示しつつも、あれ?それだけじゃ説明しきれないものもあるんじゃない?という余韻を残してくれるのがわりと魅力だと思う。

     本書は、合理的解決よりは、最後まで不思議なものは不思議として残す感じだった。

     解釈はあったとしても、解決はないんだよね。

     楽しませてもらった。

  • ドールハウスと丑の刻参りの話と白い人形の話が特に好き。
    ドールハウスは殺人鬼ごっこの気味の悪さとか、家族が次々に死んでいく悪夢感とか、終盤でなぜか全然違う住所に家がある不条理さとか、全体的に悪夢の中を彷徨っているような感覚。
    丑の刻参りは背後に動物や怪物が登場するくだりはファンタジー色が強めでやや違和感があったが、母も祖母も娘も代々同じことをしていたのかも、というオチは怖かった。
    白い人形もモチーフとしては唐突感があるが、こんなのに追いかけられたら純粋に怖すぎるぞ。

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著者プロフィール

三津田信三
奈良県出身。編集者をへて、二〇〇一年『ホラー作家の棲む家』でデビュー。ホラーとミステリを融合させた独特の作風で人気を得る。『水魑の如き沈むもの』で第十回本格ミステリ大賞を受賞。主な作品に『厭魅の如き憑くもの』にはじまる「刀城言耶」シリーズ、『十三の呪』にはじまる「死相学探偵」シリーズ、映画化された『のぞきめ』、戦後まもない北九州の炭鉱を舞台にした『黒面の狐』、これまでにない幽霊屋敷怪談を描く『どこの家にも怖いものはいる』『わざと忌み家を建てて棲む』がある。

「2023年 『そこに無い家に呼ばれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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