シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 「五箇条の誓文」で解く日本史 (NHK出版新書) [Kindle]

  • NHK出版 (2018年2月10日発売)
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  • 明治の始めに公布された「五箇条の誓文」が、その後の日本の基本的精神として受け継がれている、として、その精神を基底に明治から1945年までの日本を見ていく。単なる歴史の知識ではない、まさにリベラルアーツ。平成が終わって令和になろうと、その基本的な構図は変わらないのだが、著者は現在の日本が上手くいっているとは言っていない点に留意。歴史に学ぶとは単なる知識を蓄積するのではなく、どう根底を読み解き、関連付けられるかということだと、あらためて実感できる一冊。これで第三弾だが、このシリーズは良書揃い。

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著者プロフィール

1963年生まれ。政治思想史研究者、音楽評論家。慶應義塾大学法学部教授。著書に『音盤考現学』『音盤博物誌』(いずれもアルテスパブリッシング、吉田秀和賞およびサントリー学芸賞)、『未完のファシズム』(新潮選書、司馬遼太郎賞)、『鬼子の歌』(講談社)、『尊皇攘夷』(新潮選書)ほかがある。

「2023年 『日本の作曲2010-2019』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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