- 文藝春秋 (2018年3月9日発売)
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感想 : 13件
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みんなの感想まとめ
身近な人の認知症や老老介護というテーマを通じて、家族の絆や日常の中に潜むユーモアを描いた物語です。主人公の父親が認知症を患い、家族がその変化に戸惑いながらも、愛情深くサポートしていく姿が描かれています...
感想・レビュー・書評
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身近な人が
認知症になったとき。
以前とは違う
姿を目の当たりにしたとき。
きっと、混乱したり落ち込んだり
なんとかしようと模索するだろう。
でも、誰もが直面するであろう
歳をとること。
忘れること。わからなくなること。
それは悲しいことばかりではない。
ゆ〜とな。そんなにくるまるな
認知症の父からの
言葉。
それに
硬くなった心をほぐす力がある。
歯医者で
いやだ!と抵抗し
入れ歯が宙を舞い
キャッチされるシーン
つい、声を出して笑ってしまう。
生を全うするまでの
長い、下り坂の中にも
ユーモラスな
父の言動がおかしくて可愛くて
ほっこりする。
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切なく心温まる話
自分の身近な人が実際になったらと考えさせられました。 -
それぞれの会話の軽妙さで、介護という重い内容をすんなりと読むことができた。けれど現実はもっともっと大変な事なんだろうなと思った。
人間は赤ちゃんから大人になって、最期またら赤ちゃんのようになっていくと何かで聞いたが、本当にそうだなと感じた。
認知症、老老介護、親の介護、まだ実感はなかったけれど、これからのさわりとして現状を少しでも知れて良かった。 -
まだそこまで身近に感じられないけど
でもリアルだなというか、
周りにもそんな日がやってくるのかなって思って
ただ読んでて辛いだけじゃなく、
読みやすい話でした
昇平さんの気持ちは自分には想像することすらできないけど、
曜子さんの気持ちも、娘たちの気持ちも
考えるだけで苦しくなりそうでした
大事なこと忘れたくないし、イライラしながら老後過ごしたくないな -
すごく静かな、ふんわりとしているけれどリアルな話でした。
ロンググッドバイ
覚えておきたい言葉です。
今後自分が家族の老いに遭遇した時に、読み返すと思います。 -
認知症の父とその父を介護する妻と3人の娘の十年の日々のストーリー。実際は老老介護だったりとても大変なのだがそれを感じさせないちょっとユーモラスで笑ってしまったりもする内容になっている。あたたかくて切ない話。
2年後、又 読みました。何度 読んでもいい話です。お父さんとお母さんの関係、姉妹の関係、親子関係 普通の家族なのですが繋がりがいいですね。 -
認知症になった元校長の話であり、自分の身近に同じようなことが起きたらどうすべきかと深く考えさせられた。
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蒼井優が出ているという映画で、この小説を知った。
映画を見て、とても素敵な話だったのですぐに小説も購入。
(映画は開始10分からずっと涙スイッチONのままで見るのが大変だった)
映画の感想とごちゃ混ぜになるけれど、自分がいろんな立場になって考えてしまう作品だった。
夫が、祖母が、父が、母が、離れて暮らす義理の父母が、そして自分が、認知症になったらどうするだろう。
自分のまだ見ぬ娘、息子が不登校になったら、どうするだろう。
認知症になったら、大変なことばかりだろうな、と思っていたけれど、この題名の通り長いお別れと考えれば悪いことばかりじゃないのかもしれない、と思った。
なにより、どんな状況になっても支えてあげられるように、支えてもらえるように、常日頃からの優しさを忘れないようにしようと思った。
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「家へ帰る」という認知症の父親発言…私の父親(3年前に98歳で逝去)が全く同じでした。
認知症であることをご近所さんにも知って頂き、周囲の方々の温かい見守りやご協力には感謝でいっぱいです。
今でも童心に帰ったような父の屈託ない笑顔を思い出します。 -
【映画化決定! 中央公論文芸賞、日本医療小説大賞のW受賞作】認知症を患う東昇平。遊園地で迷子になり、入れ歯は次々消える。ときにユーモラスな事態を起こしながら、病気は少しずつ進んでいく。
著者プロフィール
中島京子の作品
