臆病な詩人、街へ出る。 (立東舎) [Kindle]

著者 :
  • リットーミュージック
3.50
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 23
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分の臆病さに対峙したいと思っていた矢先、出会った一冊。「甘え」にまつわるあれこれが心に残った。詩が気になったので、詩集も読んでみたい。

  • 914.6

  • 自分の臆病さを、肝心なことから逃げて、相手にばかり委ねてしまう面もあると気づき。/かと思えば、叩かれると落ち込むどころか生き生きする面もあり/エイヤとミスIDのオーディションに申し込む勢いもあり。"恐れるな。挑まなければ、「負けた」という記録さえ残らないのだから"/その振れ幅と言うかギャップというかそこは面白いなあと思いつつ。/"<学生詩人>の看板が定着した頃、私は最大のミスを犯した。大学を卒業してしまったのだ。"のユーモアに吹き出し。/チョーヒカルさんからの率直なダメだし。それでいて、指摘するだけ指摘したらあとはカラッと付き合ってくれる気持ちのいいところに感心/女のくせに、詩人のくせに、というカテゴライズへの反発。/石原吉郎の詩、雨宮まみ「東京に生きる」は手に取ってみたくなった作品/ただ、その場で言い返すのが苦手で、後からいいたいことがまとまるからって、対話が、相手のセリフのみ、自分のセリフは後から本でのみ、というシーンには違和感。作品が一番だからといって、後付けでそれをされると、される側は...と思ってしまった。/

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

詩人。1991年北海道生まれ。16歳で現代詩手帖賞を受賞。第1詩集『適切な世界の適切ならざる私』(ちくま文庫)で、中原中也賞、丸山豊記念現代詩賞を最年少18歳で受賞。詩集に『わたしたちの猫』(ナナロク社)など。エッセイ集に『洗礼ダイアリー』(ポプラ社)、『臆病な詩人、街へ出る。』(立東舎)。「空気の日記」を執筆した場所は東京。当時の恋人のアパート/自宅マンションで書きました。

「2022年 『空気の日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

文月悠光の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×