健康を食い物にするメディアたち ネット時代の医療情報との付き合い方 (BuzzFeed Japan Book) [Kindle]
- ディスカヴァー・トゥエンティワン (2018年3月25日発売)
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感想 : 7件
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Amazon.co.jp ・電子書籍 (234ページ)
みんなの感想まとめ
医療・健康情報に対する警鐘を鳴らす本書は、私たちが日常的に接する健康デマの実態を解説し、正しい情報の見分け方を提供しています。著者は医学部出身のジャーナリストで、信じやすい健康情報がどのように広がるか...
感想・レビュー・書評
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医学部出身のジャーナリストが書いた本。
健康情報は万人受けする上、切実なので信じ込みやすい。みんな「すぐに」「ラクに」「簡単に」健康になれる方法を欲しがる。
大手メーカーから発売されている機能性表示食品やトクホにも、行政処分の対象になったものがある。
健康食品はただの食品で効果はないが、売れるのでどんどん作られる。
医療も100%ではないし、悪い医者もいる。
とりあえず癌などを「治ります」と断言する医者は信用できない。
かつてデタラメ情報で問題になって閉鎖されたWELQの「手口」についても書かれていて興味深い。
既存のメディアも、出版不況のせいで売り上げのためのトンデモ本はたくさん出版されているし、テレビは健康食品を作っている大手メーカーがスポンサーなら口をつぐむ。
「人の命を奪い得る健康本を、表現の自由で済ませていいとは思わない」と言う良心的な人もいるようだけど。
騙されないために私たちにできることについても書かれている。覚えておきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネット時代の医療情報、健康情報に関する本。ニセ医療の情報をいかに減らし、人々が適切な医療にアクセスできるようにするためにはどうすべきかを論考している。
2017年にあったWELQ問題の当事者の本。ここからネットの自浄作用に触れ、テレビや新聞もネットと接して自浄作用を得つつあるとも言う。
一方で自浄作用が期待しずらいのが書籍と言える。また、非ネット的な対人コミュニティは自浄作用どころかカルト化しているという事例もある。
ニセ医療情報が出てくる背景として、津川友介氏の発言を挙げて「経済合理性」を示している。人々は病気を恐れ健康になりたいと願っている。書籍は本を売って出版不況に耐えないといけない。ここに、売れれば何でもアリのニセ医療本が書かれる動機がある。
この本じたいは有益なことが書かれている。
問題は津川友介氏だ。氏はこの本に書かれているようなことは十分理解しているであろうが、それでありながら、エセ健康本である『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』という本を、本書が出たすぐ後に出版している。
「経済合理性」を自覚しているから、自分でも書いてみようということだろう。著者の肩書、山ほどある参考文献に騙されて、「この本は他の健康本と違い科学的なエビデンスがある」と信じてしまう人が続出している。
さぞや儲かったことだろう。
逆に、津川友介本は本書の5W2Hに照らしたメディアリテラシーの検証の教材になると言える。まず「トランス脂肪酸」のようなNGワードがあってこの時点で×。時間があれば参考文献と照らしてチェリーピッキングの指摘もできるであろう(既に指摘しているWEBページがある)。
がんなどにかかわるニセ医療本に比べれば害が少ないが、フードファディズムも相当に人を不幸にしている。とても正当化されない。
肩書に対する責任を少しでも感じているのであれば、著者は『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を即刻撤回すべきだ。
もうひとつ、ネット広告で批判を受けた企業として小林製薬が出ている。その後紅麹サプリで死者を出す。ガバナンスの欠如、コンプライアンスの軽視といった社風が前からあったのであろう。ハインリッヒの法則の通り、小さいトラブルを放置するとやがて重大事故が起きる。
紅麹サプリが大問題になったのにフードファディズムやニセ医療の状況があまり改善されなかったのが惜しい。 -
医療デマに「騙されない」ための医療・健康情報との付き合い方を説いた本。
いまだに科学的根拠のない医療・健康情報が世にあふれています。その中で医療・健康デマに騙されないためには、医療デマがあふれる実態を知り、情報を見分けるポイントを理解することです。
本書は医療デマの実態とデマを見分けるポイントを教えてくれます。 -
朝日新聞ポッドキャスト #85
街に広がる「コロナ謎対策」 ペーパータオルが使えない? -
人は科学で殴っても理解できない生き物なんだよなぁ…
著者の努力と決断には頭が下がります -
健康を食い物にする愛でたちネット自大の医療情報とのつきあい方ネット時代の医療情報との付き合う、高度に発達したテクノロジーにより手口が複雑化し、見分けるのは困難。
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ちょっと著者自身の話が多いきらいもありますが、まっとうな本です。特に後半の偽医療情報とどう向き合えばいいかというのは参考になります。
著者プロフィール
朽木誠一郎の作品
