無限大ガール (Kindle Single) [Kindle]

  • Amazon Publishing (2018年3月20日発売)
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Amazon.co.jp ・電子書籍 (42ページ)

みんなの感想まとめ

自分探しの高校生活を描いた物語は、主人公の早奈が憧れの先輩から別れを告げられることから始まります。彼女は「自分がない」と指摘され、個性を模索する日々を送る中で、部活の助っ人として活躍しながらも、自身の...

感想・レビュー・書評

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  • 「あたしの視線はいまだセンパイにオートフォーカス状態」p19

    森絵都さん著『無限大ガール』のあらすじと感想になります。

    憧れの先輩と付き合えたことに浮かれていた早奈(サナ)は先輩から突如別れを告げられた。「自分(=個性)がない」ことが理由だと言う先輩に図星を突かれ、早奈は自分探しの高校生活を送る。そんな早奈に舞い込んだ1つの依頼が全てを変えていく。

    Kindleの読み放題でサクッと読み切った今月2作目の本作ですが、短いページ数なのに味わい深い展開で『カラフル』と違った楽しみ方が出来ました♪

  • 進学校のため部活に入る人が少ない高校。部活大好きな私では耐えられないかもしれない(笑)。何でもそこそこできる早奈は、部活の助っ人として活躍しています。一方で本人は自分の中身が空っぽだと感じています。
    本当にやりたいこと、好きなことに出会う前の、茫漠とした時間や迷いが伝わってきます。

    その早奈がやりたいことを見つけた時に、「虚無」から可能性の塊「無限大ガール」へ変わります。やはり人間好きなことに出会えることは幸運だし、好きなことに打ち込んでいるときに大きく成長するもの。高校生なら一生ものの体験です。
    「今このときがあたしのすべてだ。一瞬一瞬を輝くことであたしは無限大ガールになる。」
    早奈の心の躍動感がすごい!とっても爽やかな短編でした。

    森絵都さん初めてでした。こうして短編から入るのもよいですね。プライムに感謝です。

  • 超短いけどおもしろい。
    ・主人公の先輩を追いかける乙女な気持ちに共感する。
    ・先輩の態度は、きっと多くの読者を苛立たせる。作家の上手さに感心した。
    ・中身がない「無」は無限大にもなれる発想の転換もおもしろい。
    ・ラストはもう一波乱何か意外性が欲しかったな、と思った。

  • 昨日に引き続き、森絵都さんの短編をKindleで読む。

    昨日の作品とはまた違う不気味さを感じる作品だった。
    自分がないがゆえに何にでもなれる無限大ガール、演劇にはもってこいだったというおはなし。

    恩田陸さんのチョコレートコスモスをもう一度読みたくなった。

  • 話の展開が早くて読みやすく、短編だったのであっという間に終わった。
    熱中できることがあるっていいなと思う。

  • 自分とはなにか、自分らしさとはなにか。すっきりとはしないけどサラサラ読めた。

    • ほたるいかさん
      ゆうママさん
      いやいや、ブクログ使いこなしてるゆうママさんは、すっごい若々しいですよ!おばさんなんてそんな!
      でも、様々な考え・価値観に...
      ゆうママさん
      いやいや、ブクログ使いこなしてるゆうママさんは、すっごい若々しいですよ!おばさんなんてそんな!
      でも、様々な考え・価値観に出会えるって面白いことですよね。時代に感謝です!
      本読みまぁーす!
      2021/07/18
    • アールグレイさん
      ほたるいかくん
      私は何を隠そう、昨年9月にスマホデビューした人間。今でも判らなくなると息子が頼りです。(つд*)ナサケナイ
      とにかくアナログ...
      ほたるいかくん
      私は何を隠そう、昨年9月にスマホデビューした人間。今でも判らなくなると息子が頼りです。(つд*)ナサケナイ
      とにかくアナログ!
      ひとつ、ブクログを始めてから、母さん変わった、そうです。
      楽しみをひとつ見つけたからだろうな~
      ほたるいかくんみたいな人とも知り得たし・・・・ありがとう
      (*'▽'*)
      2021/07/18
    • ほたるいかさん
      そうだったんですか…笑
      こちらこそ楽しいですありがとうございます♪
      そうだったんですか…笑
      こちらこそ楽しいですありがとうございます♪
      2021/07/19
  • まっすぐで一生懸命、センパイで頭がいっぱいなっちゃう主人公が可愛かった。無限大ガール、明るい気持ちになれました!

  • 「器用に、無難に、ノーミスで」ブカツの助っ人部員をしていた主人公が、ある日演劇部部長からのSOSに応じ、ミュージカルの主演女優をやることに。主人公はその舞台稽古を通して才能を開花させます。「君には自分というものがない」と振った彼氏を見返していく様は爽快!!

  • 空いた時間に一瞬で読める。

  • 大好きな森絵都さんの短編。
    自分の短所は長所に転ずることがある。
    シンプルだけど、爽快な物語だった。
    自分がないということもあるだろうが、青春時代の恋愛心理がそうさせたんだろう。相手の思いを優先させようと。だから虚無になっている。自分を無にすることが相手を愛することと思い込んでしまう。
    そう思ったら、なんかほろ苦さも出てきた。

  • 先日、10年以上愛用してきたウオークマンを落としてしまった。

    警察にもJRや東急の駅にも問い合わせたが出てこない。

    買い換える余裕などどこにもない。

    散歩の友を探していたある日、新聞記事で「AmazonAudible」の「ボイスブック」の存在を知った。

    「歩きながら小説その他いろんなコンテンツが読める、否、聴ける!」

    最初にダウンロードにしたのが「短編文学チャンネル」にあった本作品。


    主人公の相川早奈(あいかわ・さな)は、「日替わり派遣部員」の高校2年生。

    レギュラーが捻挫してしまったバレー部の友達に泣きつかれたのがきっかけ。

    テニス部、水泳部、ソフトボール部、園芸部、写真部。

    なんでもこなせてしまう器用さが彼女にはあった。

    次なる「日替わり」は演劇部。しかも主役の座。

    気軽に引き受けた早奈は、すぐに後悔する。

    その脚本を書いたのが、先輩・藤見だったからだ。

    「早奈には自分がないんだよ」

    中学生の頃から、好きで好きで大好きで、遂に告白を受け入れてくれた憧れの先輩。

    脚本家志望で、早奈には難しい話ばかり。

    デートしても話にうなずいているだけ。

    ファミレスでメニュー一つ自分で決められない早奈は、わずか4カ月で振られてしまう。


    「こんな依頼うけるんじゃなかった」

    後悔する早奈だが、自分の奥底にある本当の心に気が付く。

    「先輩とやり直せるかもしれない」


    「キャッツ」ならぬ「ラッツ」という作品。

    先輩らいし、ちょっと小難しい設定。

    人間の支配から逃げ出したいねずみの5人組のリーダー「ねず美」役に没頭し、なりきっていく中で、自分でも思いも寄らぬことに気がつく早奈。


    自分に自信がないこと。

    それでも何かに没頭できること。

    その中で、大事な何かを見つけていくこと。

    今の自分のままで、一生懸命に努力していくこと。

    痛快で、心の奥にあるちょっとしたコンプレックスに優しく語りかける、清々しい短編。

  • 本当の自分って何だろう。誰もが何かを吸収して自分というものを作っている気がする

  • KindleSingle。しみじみ、優しさを味わえる。クライマックスのシーン、歌詞がよい。そして、終わり方がよい。

  • 凄く読みやすかった。自分が無くて悩んだり、自分とは何か分からずにいたりする人も沢山いると思うが、そういう人の励ましになる部分があった。見方を変えることが大切だと思った。

  • 久々の森絵都さん。
    大人になってからは初めて読んだかもしれない。
    やっぱり爽やかでかわいい。

  • 付き合っていた先輩に「自分がない女の子と一緒にいるのは、虚無と一緒にいるのも同然。虚無を彼女にはできない。無から有は生まれない。別れよう」と言われた主人公が、その個性を生かして演劇にのめり込み、先輩に振り向いてもらおうとする話。
    中身がないから何にでも染まることが出来るというのはある意味すごい個性だと思った。
    先輩の理想の女性を演じきり、告白されるまでに至ったものの、本心で接することができず、喜ばしい反面それじゃあ主人公も先輩も辛くなるなと勝手に未来を想像して苦しくなった。
    主人公にはその力を存分に生かして演劇の世界で自分を見つけてほしいなぁと願う。

  • 高校生ぶりの森絵都。
    青春や学生をかかせたらピカイチ。
    あの頃読んだ時の空気が
    この短い小説で一気に蘇った。

  • 短く読みやすい文章でサクッと読めた。
    一途な主人公に若いっていいなと思ってしまった。

  • 短く読みやすかった。どんな人でも自分を輝かせる環境がある。

  • 1時間ほどで読めました。
    とても楽しい青春のお話。
    わくわくしながら楽しく読めました。

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著者プロフィール

森 絵都(もり・えと):1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。

「2023年 『できない相談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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