教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン (NHK出版新書) [Kindle]
- NHK出版 (2018年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (127ページ)
感想・レビュー・書評
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伊藤穰一が述べた章ではないが、第5章「教育はどう変わるか?」が面白かった。「フューチャリスト(未来志向者)ではなく、ナウイスト(現在志向者)になろう。」という言葉にはハッとさせられた。
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東京オリンピックはなくなってしまった。
もうやらないでほしい。
日本には人VS神という視点もないし、誰がAIやロボットを支配するのか?という倫理が欠けている。
日本人はロボットと友達になることはあっても、ロボットの奴隷になるストーリーをイメージしない。西洋の歴史には、奴隷の存在なしでは語れない部分がある。人種差別はそもそもどれから派生している。白人はどれとなったロボットが革命を起こすのではないかという恐怖を持っている。人間がAIの奴隷にされる可能性もある。万能のAIを搭載したロボットがでいたときに、人間は果たして必要なのか?キリスト教徒からすれば、それは新たな神様が誕生すること。万能のAIロボットを最後の審判だとして不幸になると思っている人と、それを歓迎して、世界が天国になると思っている人と2つある。 -
色々な「今までの流れ」で産業が発展してきた。
しかし「根本的に見直す時期が来ている」ことは、みんが気付いている。
なのに、なかなか出来ない。
それは、リーダーの無教養もあるし、想像力の欠如の問題もある。
リーダー以外の実務者レベルでも「具体的にこうすれば」という明確な方法論も打ち出せない。
しかし見直す時期に来ているのは、明白だ。
それを「誰が」「どうやって」やるのか?
日本全体の課題でもあるし、世界の課題でもある。
ミクロで見れば、会社の課題も大体同じだし、家族という関係性の課題も大体同じだ。
テクノロジーを表面だけ見てはいけない。
その本質、「社会をどう変えてしまうのか?」
をきちんと理解しないといけないのだ。
そういう意味でこの本は「入門編」。
この手の情報を追いかけている人は物足りないと思うが、今まで何も読んでなかった人には全体的なことが網羅されていて読みやすいかも?
(2018/03/25) -
インタビュー、対談等で引き出してもらったほうが著者の興味深い説が聞けるのでは。
テクノロジー個々に対する概要と主観の表層で、論拠深まらず。
・金に換算できないもの、しないほうがよいもの
・自然通貨
・身体拡張
・アンスクーリング
・日本の島国環境制約下での時間軸、循環利用思想の発信
Kindleにメモ -
『教養としてのテクノロジー』読んだ。前著『9プリンシプルズ』の入門編といったところで、表題にもなってるAI・仮想通貨・ブロックチェーンと社会の関わりの触りが分かる。後半の日本文化を身体的に理解してるJoiさんならではの提言も良きでした。